生き生きした女が美しいのなら、生き生きした豚は・・・


この記事の所要時間: 110秒 〜 210秒程度(795文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 

生き生きした女が美しいのなら、
生き生きした豚はただ肥っているだけじゃないか

これは作家・橋本治さんのエッセイのタイトルです。このエッセイを読んだのは数十年前のことで内容は一切覚えていないのですが、強烈なタイトルだけが頭に残っています。
 
この言葉で思うのは、「ある特徴(生き生きした)が導く結果(美しい/太っている)は主体(女/豚)によって違う」ということです。成功している人や企業の真似をすることはとても有効な手段ですが、常に我彼の差を意識しなくてはなりません。女と豚なら誰でも結果が違うことはわかるでしょう。でも、自分や自社のことになるとわからないものです。同じ特徴さえ持てば同じような成功につながると考えてしまいます。ソニーとアップルの違いはわかっても、自分とスティーブ・ジョブズの区別は付かないのです。
 
Facebookを使って成功している企業がたくさんあります。では、Facebookを使った企業のすべてが成功するでしょうか? もちろんそんな筈はありません。元々持っている企業の力、Facebookの導入方法などによって結果はまったく違います。誰でもそんなことはわかっているのでしょうが、「〇〇を使って業績向上」という言葉が持つ甘美な響きに人は弱いものです。自社に合っているかを棚上げにして、新しいことについつい手を出してしまった経験はどの企業にもあるのではないでしょうか。
 
もちろん、成功する企業もあるのですから「何でもやってみる!」という考え方もあるでしょう。でも、企業の経営資源は有限です。何をやるかの取捨選択が必要になります。おいしい話があったときは、ぜひ、この強烈な警句「生き生きした女が美しいのなら、生き生きした豚はただ 肥っているだけじゃないか」を思い出していただきたいと、考えました。

  1. コメントはまだありません。

  1. トラックバックはまだありません。

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.