要注意!ビックデータは変換過程がブラックボックス


この記事の所要時間: 210秒 〜 310秒程度(1317文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
いろいろなところにアンテナを張っていると、リアルな世界でもインターネットの世界でも新しい仕組みに触れることが数多くあります。最近、その仕組みが理解できず「何だコレ?」となることが少なくありません。情報技術が高度化された結果、人知が届かないところに行ってしまったような印象さえ受けます。皆さんも同じような経験をされているのではないでしょうか。
 
そんなとき、佐々木はインプット、変換過程、アウトプットに単純化して整理することにしています。

インプット/アウトプット
ファイルのダウンロードはココから

 
試しにニラレバ炒めで考えれば、以下のようになります。

インプット :ニラ、レバ、調味料
変換過程  :調理者、フライパン or 中華鍋、火力
アウトプット:ニラレバ炒め

 
こうやって整理すると、まずわかりやすいですし、「アウトプットをおいしいレバニラ炒めにするために何をすべきか」を考えるのも簡単になります。ニラやレバの質も気になりますが、ポイントは調理者でしょう。お店の一流コックか、惣菜屋のおばちゃんか、家族か自分か、はたまた食品メーカーの機械なのか。これによって期待が変わってきます。イヌやネコじゃないのは間違いありません。
 
さて、いま「何だコレ?」と思うものの代表がビッグデータです。データ分析にはそれなりに長けているつもりですが、いや、長けているからこそ実態がわかりません。そこでビッグデータについてインプット、変換過程、アウトプットを書き出してみました。

インプット :大量のデータ
変換過程  :高度なアルゴリズムによる解析
アウトプット:新しい発見?価値あるレポート??業務改革提案???

 
佐々木の理解が浅いのかも知れませんが、こんなもんじゃないでしょうか。
定義云々は別にしてインプットが「大量のデータ」なのは間違いありません。が、「高度なアルゴリズム」は各社各様かつブラックボックス化しているのでよくわからないですし、アウトプットが①どんなもので、②何に役立ち、そして何より③何でそんなものがつくれるのかが不明確です。

こう考えると、ビッグデータに期待する人と期待しない人の違いがわかるような気がします。それはブラックボックスを信じるか否かです。コンピュータや情報技術に関連する仕組みは専門性が高いため、核心部分がブラックボックスにならざるを得ない側面があります。そういう「よくわからないもの」にバラ色の未来を見て、細部については思考停止状態で信じてしまう人がいますが、これは非常に危ないことです。もちろん成功を導くこともあるのでこれを頭から否定するつもりはありません。しかし、ビッグデータに限らずブラックボックスのまま放置することが危険なのです。利用者は、インプットとアウトプットで辻褄が合っているかを考えて、少しでもブラックボックスを理解しようとしないと損をしかねません。

ビッグデータについて言えば「データの量が増えればアウトプットの質が上がる」を信じられるかどうかでしょう。佐々木には信じられませんが、・・・。

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