【4つの窓】で単純化!


この記事の所要時間: 210秒 〜 310秒程度(1307文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 


【4つの窓で考える】フォーマット


一つのことを深く長く考えていると、考えが発散し過ぎてしまうことがあります。
そういうときは、考えを収束させるために単純化を行なうことになりますが、ここで役立つのが【4つの窓で考える】思考法です。考えている対象について、
  ①重要だと思われる2つの軸(指標)を選択して
  ②その軸の高低や大小を基準に4つの窓にわけて
  ③4つの窓の意味や価値を評価する

ことで単純化します。
 
フォーマットにするとこんな感じです。
 

4つの窓で考える
ファイルのダウンロードはココから

 
経営学やビジネスの本に数多く登場するフォーマットなので、何か困るとこのフレームを使って考える中小企業診断士をよく見掛けます。【製品=市場マトリックス】が有名なせいか、マトリックスと言う人が多いようです。マトリックスという言葉は意味が広過ぎるため、佐々木は【ジョハリの窓】に敬意を表して【4つの窓】と呼ぶことにしています。
 


【4つの窓】で注意したい3つの事柄


皆さんに使っていただきたいと考えて【4つの窓で考える】フォーマットをつくったわけですが、これを使う際にはいくつか注意が必要です。
 
 重要な軸を選ぶ 
よくある失敗が、あまり重要でない軸を使った【4つの窓】です。
単純化することを目指すあまり、わかりやすいだけの軸を選んでしまいがちですがこれは禁物です。最初にたくさんの軸候補を書き出し、その中から3つか4つに絞り込んで、更に何個かの組み合わせを試してみて最終決定するのが良いでしょう。一度軸を決めてしまうと、その軸が適切なのかはあまり疑わず先に進んでしまうものです。慎重に軸を選ぶことは何より重要です。
 
 大小もしくは二元の軸を使う 
【4つ窓】で使う軸は意味がはっきりわかるものでなくてはいけません。
それも各軸を2つにわけるのですから、分割できることが必要条件です。これに適したのが「売上高の大小」や「顧客満足度の高低」など数値で示せるものです。「どこまでを大にして、どこからを小にするか」という問題はありますが、軸ははっきりします。もう一つ使えるのは二元できるものです。「○○である」と「○○でない」の関係です。
商品の種類などをいくつも並べる人がいるのですが、これをやると訳がわからなくなります。主要な3種類の取り扱い商品を横に並べたりすると、位置関係の意味がはっきりしないので混乱を招くだけです。
 
 中に入れるモノを決める/統一する 
これもよくあるのですが、窓の中に入れるモノがはっきりせず、不統一なパターンです。
左上と左下の窓には対策が書いてあり、右上の窓には現状が、右下の窓にはクエスチョンマークが書いてあったりすることがあります。中に何を書くかを決めてから【4つの窓】をつくる必要があります。
 


【4つの窓】で単純化しよう!


さて、いろいろ書きましたが【4つの窓】は使いやすいフレームです。
注意点に気をつけて、ぜひご活用になっていただければと思います。

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