アンケートは役立たない? 〜アンケート作法習得のススメ〜


この記事の所要時間: 130秒 〜 230秒程度(960文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
近年、インターネット上で簡単にアンケート調査が実施できるようになりました。また、エクセルの活用で集計が容易になったせいか、店頭アンケートなども増えているように感じます。
 
「顧客の声を経営に!」と考える自分としては、顧客を知ろうとするアプローチは何であれ歓迎したいところですが、手放しでは喜べません。なぜなら、今のような調査のやり方をしていては、「アンケートは役立たない」と思われてしまう可能性が大きいからです。
 

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アンケートは使い方次第で武器にも害毒にもなる


アンケートを取り巻く現状を見ていて、調査を商売にするなら必読の『社会調査ハンドブック』(飽戸弘/日本経済新聞社/1987年)にある以下の文言を思い出しました。少し長いけど引用します(強調は佐々木によるもの)。

このようにさまざまな「社会調査」の普及は、調査というものを、われわれの日常の生活や仕事にとって身近なものにしてくれたのだが、その半面調査に対する“なれ”“安易な態度”、ときには誤った認識をももたらした。

ここでわれわれは、もう一度「社会調査」についての正しい認識と活用のための技法を身につけておく必要があろう。さもないと、「社会調査」というすばらしい武器を活用する機会を失うだけでなく、誤用による害毒から自分を守ることすらできない可能性があるからだ。

 
いかがでしょう。アンケート調査は、いま再びこの危機に直面しているように思えてなりません。アンケートという大きな武器を、いい加減に実施することで害毒に変えてしまっている例が多いのです。
 


アンケート作法を身に付けよう!


ITの進化等によりアンケートを実施するハードルは低くなっています。そして、アンケート調査の質問文は誰にでもつくれるように思えるでしょう。その結果、アンケートの作法を心得ていない“困ったアンケート”が横行しています。この結果を元に何らかの判断をすれば不幸を招くでしょう。そんな事態はこれ以上見たくありません。
 
そこで、次回以降、アンケートの方法について少し書いてみようと思います。

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