アンケートは目的にフィットしたやり方で


この記事の所要時間: 140秒 〜 240秒程度(1113文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 


“アンケート”って何だ?


アンケート、アンケートと簡単に言いますが、では“アンケート”とはいったい何なのでしょう?
 
これまでの経験や幾つかの辞書を参考に自分なりに定義するなら、

①多数の対象に
②同じ質問をして
③意見を調査する

ことになります。
 
ポイントは③の「意見を調査する」です。ここにどの程度のウエイトを置くかでアンケートの意味合いはだいぶ変わってきます。言い換えれば、ここに齟齬があると役立たずのアンケートになってしまうのです。
 


趣味のアンケートならば・・・


例えば、個人的な興味や趣味について「みんなの考えを知りたい」と思うことがあるでしょう。この場合でも、「①多数の対象に」、「②同じ質問をして」を満たせばアンケートと言えます。しかし、その多くでは「③意見を調査する」という意識は低いようです。
 
そこまで堅苦しくならず、「みんなの意見が何となくわかればいい」と考えてアンケートを行なっているのです。このような目的ならば、自分の聞きたいことを、自分の聞きたいように、自分の聞きたい人に質問すれば充分です。その結果は、対象とした人たちの意見を代表しているとは言えないことも多いでしょうが、個人的な興味や趣味なら大きな問題にはなりません。そもそも、そんなことを求めていないでしょう。
 


仕事のアンケートならば・・・


仕事で何かを調査するためにアンケートを行なうならば、話は別です。
調査結果を商売に役立てようとしているのですから、しっかりと「③意見を調査する」必要が生じます。そのためにはアンケートの作法に則って作業をすることにより、意見を少しでも正しく、偏りなく集めることが求められます。そうしなければ、正確なアンケート結果を得ることができず、結果的に意思決定を間違える可能性が高いからです。
 


アンケートは目的にフィットしたやり方で


趣味のアンケートは誰でも簡単に実施できます。一方、仕事のアンケートを行なうには一定のスキルが必要です。趣味のアンケートの延長線上に、仕事のアンケートはありません。かけ離れたものです。
 
アンケートを安易に考えて失敗する事例はここの部分を勘違いしたものが多いようです。つまり、趣味のアンケートで成功したので仕事のアンケートもできると考えるのです。しかし、そうはなりません。仕事のアンケートを行なうのなら、目的にフィットしたそれなりのやり方を選ぶ必要があります。
 
さて、では仕事のアンケートを具体的にどうやって行なうのか。
それは次回以降にご説明します。

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