何ごとも「わけて」質問する


この記事の所要時間: 050秒 〜 150秒程度(693文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 


ハキハキしていれば好感が持てる?


アンケートに答えていて困るのが、二つ以上の事柄を一緒にした質問です。
人物の評価を例にすれば、

ハキハキしていて好感が持てる
言動が安定していて信頼できる
怒りっぽいので扱い難い

などでしょうか。
 
きっとアンケートをつくった人にとっては「ハキハキ」と「好感」、「言動が安定」と「信頼」が強く結びついているのでしょうが、誰もがそうとは限りません。自分などが回答者になると、ハキハキしていても好感が持てない人、好感を持っていてもハキハキしない人を考えてしまうので、回答に窮することになります。
 
故意か過失かは別にして、アンケート作成者の主観が質問文や選択肢に反映されてしまうと、回答者はどう答えていいのかわからなくなってしまうのです。
 


別々に質問して関係を見た方が・・・


アンケートでは、自分と違う他人の意見を聴取するのですから、質問自体はフラットであるに越したことはありません。
上の例で言えば、

ハキハキしている
好感が持てる
言動が安定している
信頼できる
怒りっぽい
扱い難い

を別々に質問して後からその関係を見た方が良いでしょう。その上で、「ハキハキしている」と答えた人が「好感が持てる」も回答しているかを見ることで、その関係性を調べるのです。
 
回答者の思考の流れを把握するために、二つ以上の事柄を一緒にした質問をしたくなるのはわかるのですが、ミスリードの危険が発生します。
できる限り「わけて」質問することをオススメします。

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