もしもクラウドが壊れたら・・・


この記事の所要時間: 220秒 〜 320秒程度(1393文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
AFP通信のニュースサイト・AFPBB Newsに アップル共同創設者のS・ウォズ氏、「クラウドは今後5年で問題多発」 という記事が掲載されました。我が敬愛の“ウォズ”ことスティーブ・ウォズニアックが、最近もの凄い勢いで広がっているクラウドサービスの利用に警鐘を鳴らしたのです。
 

photo credit : VinothChandar via photo pin cc

 


自分のデータは自分で守るしかない!


私は、自分が何かを所有しているのだと感じたい。『私のコンピューターには全部揃っているよ』と思っている人は多いだろうが、クラウドに移行すればするほど、自分で管理できる部分は少なくなってい。く

 
これは記事に載っているウォズの発言です。「自分で管理できる部分は少なくなっていく。」は、クラウドサービスを使っていて感じる不安をよくあらわしているように思います。いくらクラウドが便利でも、自分の手の届かないところで起こったトラブルが、自分のコンピューターやデータに害を及ぼす不安を拭い去れないのです。絶対に壊れないサービス、機器はありません。頻繁に使っているクラウドが止まったらどうなるのか、考えておく必要があるでしょう。自分のデータは自分で守るしかないのです。
 


自分のメールはどこにある?


たとえば、メールサービスについて考えてみましょう。皆さんは自分のメールのファイルがどこに保存されているかご存知でしょうか。
 
あるメールサービスのアカウントを、メールソフトを使わずブラウザからWebメールだけでチェックしている場合、そのアカウントのメールはローカル(自分のコンピューター上)には残っていないはずです。サーバー上のみに存在しています。メールソフトを使っていても、設定次第ではローカルにはファイルは残ってないこともあるでしょう。
 
この場合、メールサーバーにトラブルが起きたら自分のメールが消えてしまうかも知れません。クラウドを信用し過ぎてバックアップを怠ると、このような事態を招くこともになりかねないのです。
 
自分の場合、メインのメールアドレスについてはローカルにファイルを保存する設定にしているだけでなく、届いたすべてのメールを別のメールサービスに自動転送するようにしています。普段は転送先のメールアカウントをチェックすることはありませんが、こうしておけば転送元のサービスに何かトラブルが起きたときに困らないからです。
 
このように、クラウドが壊れたときに備えることが必要です。
 


新技術を疑おう


新しい技術を多くの人々が使い出すと、世の中に大きな流れが生まれて「誰もが使って当たり前」の状態ができてしまうことがあります。すると、その技術の危険性がよくわからない人までもが、それらを平気で利用するようになってしまいます。まるで「赤信号みんなで渡ればこわくない」のようです。今のクラウドなどもその典型でしょう。
 
今の時代、すべての新技術の詳細を理解することはできません。それでも、何かを切っ掛けを見つけて、自分なりに新技術を疑うことは無駄ではないのです。自分の使っているクラウドについて、壊れたときのイメージトレーニングをしてみてはいかがでしょうか。

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