偶然に支配されない唯一のモノは・・・自分自身


この記事の所要時間: 050秒 〜 150秒程度(675文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
今週はここまで連続して『まぐれ』(ナシーム・ニコラス・タレブ/ダイヤモンド社)を取り上げてきました。あれこれ書きましたが、要は今以上に「偶然を認める」ことの勧めです。
 
さて、偶然を認めることの大切さは理解していただけたとして、「で、どうすればいいの?」という疑問は残るでしょう。それに答える『まぐれ』からの最終メッセージは、「人としての品格を大事にしよう」でした。
 


コントロール可能なモノに注力する


正直、「最後は精神論?」と思わないでもありませんが、確かに偶然に支配されないモノは自分自身しかないでしょう。
 
一般的に言って、意思決定をするとき、自分や自社のコントロールが効くモノと効かないモノを弁別することが重要です。後者は予測はできても支配できないからです。厳密な予測をした上で前者に注力するしかありません。コントロールが効かないモノについてまで、自分が操れるように勘違いするのは極めて危険と言えるでしょう。しかし、世の自信家はこれを繰り返します。
 
多くのことについて偶然を認めてしまえば、最後に残るコントロールが効くモノは自分自身だけです。無根拠な自信に基づいて自分に注力するのと、『まぐれ』に書いてあるような偶然性を深く理解した上で自分に注力するのには大きな違いがあります。
 
偶然を認めた上で、自分自身に注力するという態度は、案外悪くないように思います。
 

photo credit : Thomas Hawk via photo pin cc photo credit : Thomas Hawk via photo pin cc

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