「中小野党」と新語の広がり


この記事の所要時間: 120秒 〜 220秒程度(943文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
数週間前、「中小野党」という新語がさかんに使われました。
複数のモノをまとめて表現するとき、そこに何らかのラベルを付けることは当然ですが、何とも違和感のある不思議な言葉です。政党の分類なのに、政策や考え方ではなく党所属国会議員の人数のみを基準にわけているのでおかしな印象を受けるのでしょう(「中小企業」という言葉も同じ?)。
 

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はじまりはMSN産経ニュース!?


さて、こういう不思議な言葉が生まれたとき気になるのはその「語源」、つまり「最初に使ったのは誰か」ということです。もちろん普通の人たちが会話の中で使った言葉は追えませんし、すべての新聞、雑誌、文献をあたれるわけではありませんから、「インターネットでニュース検索にヒットする範囲で」という条件付きになります。それでも、何もわからないよりはいいでしょう。
 
いくつかの検索エンジンや各種メディアのホームページにある検索機能を使って調べてみると、
一番古いのが

MSN産経ニュース(7月30日 19時43分)
 「中小野党、一体改革の参院審議で共闘」

次が

共同通信(8月2日 19時33分)
 「中小野党、内閣不信任案提出へ 自民は首相問責を検討」

のようです。朝日、読売、日経などが使い出すのは8月7日以降になります。NHKは「中小野党」という言葉を使いません。
 
まあ、こんなことを調べても直接的に何かがわかるというわけではないのですが、言葉の広がりは言葉をつくった人、使う人の心理の一面をあらわしているようで、興味深いものです。
 


新語の意味や背景を考えよう!


さて、企業の中でも誰かがポロッと言った一言が広く使われるようになることがあります。
新語が広がるのはそこに何らかの価値を見出す人が多いからでしょう。場合によっては「物ごとの本質を付いているため」「誰かに都合がいいため」など、重要な背景が隠れている場合もあります。
 
新しい言葉が急によく聞かれるようになったら、その意味や背景を考えることは企業内でも役立つ習慣です。

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