アメリカ大統領選挙の献金額は・・・


この記事の所要時間: 120秒 〜 220秒程度(876文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 

photo credit : ビジュアルシンキング

 
これはビジュアルシンキングで紹介されたアメリカ大統領選挙の献金額をあらわすインフォグラフィックです。「オバマ、ロムニーそれぞれの献金者の住所(郵便番号)と献金額データを、地図にマッピング」してあります。赤がオバマ、青がロムニーです。数値も細かな説明もないのに、直感で理解できる素晴らしい1枚だと思います。
 
ただ、両者の献金をあらわす円が重なってしまい、どの地域でどちらの献金が多いのかよくわからないという欠点があります。では、どんな方法で図示すればこの欠点を解消できるでしょうか。
 


比較したいなら百分率で


両者を比較するなら、郵便番号別にオバマの献金額、ロムニーの献金額、その合計を算出して、構成比を百分率にすることになります。地区毎に「オバマ◯◯%、ロムニー◯◯%」とするわけです。
 
そのあとの図示の方法はいくつもありますが、代表的な都市について円グラフをつくるか、百分率自体を色であらわすかでしょう(オバマ100〜80%:濃い赤、80%〜60%:薄い赤、・・・、20%〜0%:濃い青)。
 
こうすれば、各地区でどちらの献金額が多いか一目わかり、「東部で強いのはどちらか」なども簡単に判断できるようになる筈です。
 


絶対か、相対か


さて、元々の献金額をそのままマッピングした方法と、ここで説明した比較のための方法はどちらがいいというわけではありません。要は、絶対的な「金額」を見たいのか、相対的な「比率」を見たいかの違いでしかないのです。目的に応じて表現方法を選ぶことになります。
 
ただ、忘れてはいけないのは、データには常に絶対的な見方、相対的な見方の両方があるということです。データを見誤らないためには、相対的な表現があったら絶対的な表現を想像してみる、絶対的な表現があったら相対的な表現を想像してみることが大切です。データを見ていて理解し難いと思ったら、この切り替えをぜひお試しください。

  1. コメントはまだありません。

  1. トラックバックはまだありません。

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.