トースターを1からつくると・・・


この記事の所要時間: 140秒 〜 240秒程度(1072文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
TED Talk in 日本語に、ユニークなプレゼンテーションがありました。それは、トースターを1からつくろうとした男性の物語。ポイントは「1から」というところです。
 

photo credit : JD Hancock via photopin cc

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あなたは鋼をつくれますか?


デザイナーでこのTED talkのプレゼンテーターでもあるトーマス・トウェイツは、ある日、トースターを1からつくることにしました。安いトースターを買ってきて分解するところからスタート。トースターに使われている400個以上の部品、100種類以上の素材に呆然としつつ、作成する対象を一部の部品に絞り込んで、鋼やプラスチックを精製することからはじめました。鉱山に行って鉄鉱石を手に入れるところからです。まさに「1から」と言えます。
 
専門家以外の現代人で鋼のつくり方を知っている人はほとんどいないでしょう。それどころか、専門家でさえも、既製の装置や、せめて実験室にあるような器具を使わずに鋼をつくるのは困難なように思います。でも、この男性はそれに取り組んだのです。
 
まあ、いくら言葉を重ねてもトーマスの物語を説明するのは困難です。ぜひ、実際のTED Talkをご覧いただくのがいいでしょう。

 


ものをつくることはおもしろい


このトライアルを、紋切り型に「現代人の無能さを感じた」、「今の生活が巨大なシステムに支えられていることを再認した」と言うのは簡単ですが、どうもそういう話ではないように思います。
 
この動画を見て感じるのは、「ものをつくるのは楽しい」ということです。
与えられたマニュアルなどに頼ることなく自分で考えて1からつくる。そのために現代の社会ではブラックボックスとなっているあれこれを調べる/考える。こういう作業が楽しそうに見えて仕方ありません。ものづくりの原点のようなものを感じます。
 


詳しくは・・・


さて、実はこの動画、『ゼロからトースターを作ってみた』(トーマス・トウェイツ/飛鳥新社)という本の書評を読んで知りました。そう、このプロジェクトの詳細が本になっているのです。
 
自分が未読なんで何なんですが、このプレゼンテーションを見て興味を持たれた方はぜひ読んでみたらいかがでしょうか。

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