いつまでもスクロールバーがあると思うなよ!


この記事の所要時間: 150秒 〜 250秒程度(1153文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
GIZMODEに、『スクロールバー、30年の歴史』という記事がありました。
まあ、記事の内容はどうってことのない感想のようなものなのですが、掲載されているスクロールバーの変遷の画像はちょっと魅力的です。残念ながら自分が最初に使ったOS=漢字Talk 7の画像はないものの、Mac OS 8のスクロールバーなどはかなり懐かしい感じがします。
 

photo source : GIZMODE

 
さて、最近のMac OS Xではスクロールバーが目立たなくなっています。
最初は不便に感じたものの、今ではスクロールバーをほとんど使わなくなりました。
 
ここから得られる「気づき」は、必要なのはスクロールできることであって、スクロールバー自体ではないということです。簡単にスクロールできる別の手段があれば、スクロールバーは要らなくなるのです。
 


トラックパッド > スクロールバー


なぜ、スクロールバーを使わなくなったかというと、主にMacBook Airを利用するようになり、そこにトラックパッドが付いているからです。
 
トラックパッドがあれば、スマートフォンと同じように指先を使って画面のスクロールができます。これに慣れると、わざわざカーソルをウインドウの右端にポインティングして、スクロールバーを使うなどという面倒なことはしなくなってしまうのです。
 


スクロールバーはいつか無用の長物に!?


以前も紹介しましたが、マーケティング界のドラッカーことセオドア・レビットは、「マーケティング発想法」としてこんなことを言っています。

顧客は商品を買うのではない。
その商品が提供するベネフィットを購入しているのだ。

スクロールバーの例で考えれば、求められているのは「簡単にスクロールできる」というベネフィット(便益)であり、スクロールバーという機能はその一手段に過ぎなかったことになります。トラックパッドがもっと普及すれば、スクロールバーはいつか無用の長物になるでしょう。
 


マーケティング発想法で考えたい!


レビットを信奉(?)し、顧客が真に求めているものは何かを常に意識しようとしている自分ですが、それでもついつい実際に使われている製品やサービス自体にニーズがあると考えてしまいます。今回紹介したスクロールバーのトピックもその一例と言えるでしょう。
 
なかなか簡単ではありませんが、この「マーケティング発想法」でモノを考える力を更に身に付けたいものです。

  1. コメントはまだありません。

  1. トラックバックはまだありません。

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.