年賀状とフェイスブックの共通点は?


この記事の所要時間: 210秒 〜 310秒程度(1303文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
11月に入り、年賀はがきの発売がスタートしました。
ここ数年、年賀はがきの発行枚数は減少傾向にあるとはいえ、それでも2013年度の予定発行数は36億7,000万枚。この効率優先、ペーパーレスの時代に、こんな昔ながらの習慣が残っていることには、興味深いものがあります。
 
そもそも年賀状は、年始回りに代わる略式の新年の挨拶です。
だからこそ「あけましておめでとうございます」、「謹賀新年」などと書くのですが、もちろん現在では新年の挨拶というのは表面的なニーズに過ぎません。年賀状を出すことで実現するベネフィットは、「これからもよろしく」「あなたのことを忘れていません」といったメッセージでしょう。
 
よく「賀状だけの付き合い」などという言い方をします。以前お世話になった人、親交があった人と疎遠になり、それでも年賀状のやり取りだけを続けている関係は誰にでもあるように思います。こういうところから考えると、年賀状に人と人とのつながりの再確認といった位置付けが見えてきます。
 
今の時代、人とのつながりといって思い出すのはフェイスブックです。
日本の伝統的な習慣である年賀状と、アメリカからやってきた新しいコミュニケーションツールであるフェイスブック。まったく異質なもののようですが、この両者には「人と人とのつながりの確認」という共通のベネフィットが見え隠れするのではないでしょうか。
 

photo credit : Βethan via photopin cc

 


活きるつながり、活きないつながり

ここでポイントとなるのは、その「人と人とのつながり」が自分にとって「活きる」かどうかでしょう。
 
なぜ人が人とつながりたいと思うのか。
それは、その関係が何かに役立つと思うからです。こう書いてしまうといかにも功利的で嫌な感じですが、ビジネスのような実利的な関係でなくても、何か自分のためになると思っているからこそ人とのつながりを求めているところは否定できません。しかし、つながっていることと、実際にその関係を活かせることには大きな開きがあるのもまた事実です。
 


惰性でない関係の構築を!

年賀状でも、フェイスブックでも、関係が惰性になり易いところがあるように思います。
あまりに一般的なツールであるため、そこに積極性が感じられないのです。また、大きな犠牲を払わずに「つながったまま」の状態を保てるので、「つながっているだけ」の関係になり兼ねません。
 
もちろん、これらのツールを使って関係を築くことも重要でしょう。
しかし、それとは違う新たな関係を構築しようとすることこそ、真のベネフィットである「活かせる人と人とのつながり」に寄与するように思います。
 
既存の関係、関係の方法を保つだけでなく、新しい関係の構築にトライしてみたらいかがでしょうか。

  1. コメントはまだありません。

  1. トラックバックはまだありません。

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.