iPad miniで作業クオリティを保てるか?


この記事の所要時間: 250秒 〜 350秒程度(1627文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
アップルの新製品 iPad miniと第4世代 iPadは、発売開始からの3日間で300万台の売上を記録しました(参考:アップル新「iPad」発売3日で300万台、「ミニ」ほぼ完売|Reuters)。最近のタブレット端末の人気は凄まじいものがあり、iPad miniの目新しさも手伝って「自分もそろそろかな」というわかるようなわからないような購買欲がムズムズと起き出している人も多いのではないでしょうか。
 
とは言え、この手の新しい機器を欲望にほだされて追い掛けていたらキリがなく、取捨選択が必要です。「欲しいものは欲しい」でいいじゃないかとも思いますが、逆にそれではモノを買う楽しみがなくなってしまうでしょう。
 
このiPad mini購入問題(?)。
自分自身については既に結論が出ていて、「買わない」ことにしました。
なぜそう判断したのか。そこには、またまたマーケティング発想法が絡んできます。
 

photo credit : Global X via photopin cc

 


情報活動の頻度向上 ≠ 情報活動の充実

ポイントは、iPad miniにどんなべフェフィットを求めているかになります。
 
自分の場合、求めているベネフィットは「情報活動の充実」でした。
こういう言葉遣いをすると大袈裟に感じられるかも知れませんが、要は、iPad miniを使うことでメールの送受信、Twitterへの書き込み、インターネットでの調べものなどを素早く手軽に行なえるようになり、その結果、今よりも充実した情報活動ができるというストーリーです。
 
しかしよく考えてみると、「充実」とは何かという問題に突きあたります。
iPad miniの導入で情報活動の頻度を上げれば、メールを読むタイミングが早くなり、インターネットでの調べものが増えるのは間違いないでしょう。しかし、それが「情報活動の充実」と言えるかには疑問が残ります。漠然と「情報活動の頻度向上 → 情報活動の充実」というカテゴリー適用法をイメージしていましたが、どうやらこれは間違いのようです。
 
自分の場合、今現在でもスマートフォンでメールを打つことはほとんどありません。メール文面を打つことに苦労するほど不器用ではないものの、スマートフォンでメールを打つような「ながら状態」では、まともな文章をつくる集中力が出せないのです。少しでも落ち着ける状態があるなら、ノートパソコンでメールを打ちます。スマートフォンでは作業のクオリティが出せないというのが本当のところです。
 
これはiPad miniを使っても同じでしょう。
自分が求めるベネフィットの場合、たとえ情報活動の頻度が増えても、その質が下がっては意味が無いと考え、iPad miniの購入を見送ったわけです。
 


ベネフィットのどのような部分が大事なのか

さて、今回の考察をマーケティング発想法のフォーマットにあてはめると以下の通りになります。

マーケティング発想法 ― iPad mini

 
今までと違い、最初に代替製品としてiPad miniを書き込み、他の欄を埋めていきました。それでも大事な箇所は変わりません。ベネフィット欄をいかに具体的に考えるかです。今まで使っていた製品(MacBook AirとiPhone)と較べることで、ベネフィットのどのような部分が大事なのかを考え、それが情報活動の「質の高さ」であることがわかったため、iPad miniでは無理という結論に達しました。
 
この例でもわかる通り、マーケティング発想法においては、ベネフィットの機微を考えることも有効なアプローチと言えそうです。

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