夏の高校野球、全国で何試合が行なわれる?


この記事の所要時間: 130秒 〜 230秒程度(964文字)


夏の全国高校野球選手権の代表49校が出揃った。
今年の地方大会の参加校は全国あわせて3,957校。各地で「たくさん」の試合が繰り広げられた。そう、試合が「たくさん」行なわれたのは誰でもわかる。では、具体的に全国の地方大会で何試合のゲームが行なわれたか、おわかりになるだろうか。
 

Photo credit : alexxis / Foter / CC BY-ND Photo credit : alexxis / Foter / CC BY-ND

 


勝者ではなく敗者に着目!


結論から言うと、引き分け再試合を考えなければ3908試合が行なわれた筈だ。
 
何も各地方のトーナメント表を見つけて試合数を確認する必要はない。必要なのは発想の転換だ。真正面から49代表を選ぶための試合数を考えるとうまくいかないだろう。そこで発想を変えて敗者に注目することが、質問に答える上での肝となる。3,957校から49校の勝者を選ぶことは、3,957校 ― 49校 = 3,908校の敗者を選ぶことと同じ。ここに気づけばこの質問の答えは自明だ。野球では1試合の敗者は1チームと決まっているので、敗者の数 = 必要な試合数となる。
 
発想の転換全般に言えることだが、気がつけば何ていうことのない話。しかし、敗者に着目するという発想にたどり着かない限り、かなり苦戦することになる。
 


見る対象を変えてみよう!


ここでのポイントは、見る対象を変えるところだ。
そして、この視点の転換はビジネスでも役に立つ。
 
例えば、自社の商品を売るための方策を考えるとき、利用者にばかり注目していないだろうか。もちろん、それはそれで正しいアプローチだが、時には視点を卸売業や小売店に移したほうが成果が期待できることがある。また、利用者ではなく購入者(夫のパンツを妻が買うパターン)に目を転じることが有効なときもあろう。酒販のカクヤスは、価格や品揃えから配送に力点を移して成功した。これも視点の転換と言える。
 
発想の転換は、言うは易し行うは難しの典型だ。
「発想の転換をしよう!」と考えてもできるようなものではない。とは言え、そこにはコツのようなものがある。その中でも手を付けやすいのが、今回説明した見る対象を変えるアプローチだ。何かを考えていて行き詰まったら、ぜひ試してみるといいだろう。

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