PC内蔵カメラはメンディングテープでふさげ!


この記事の所要時間: 410秒 〜 510秒程度(2300文字)


多くのパソコンに内蔵カメラが付いていることをご存知だろうか。
ノートパソコンなら、画面の上についている小さなレンズがそれだ。日常的に使わない人は、その存在さえ意識していないだろう。パソコンに付いているたくさんの不要な装置や機能のひとつと思っている人も多い。
 
しかし、相手はカメラ。悪意の人が何らかの方法でコントロールすれば、パソコンに向かっているあなたの姿や部屋の様子が記録できる。自分に関係ない装置だからといって放置しておくと、思わぬトラブルに巻き込まれる恐れがあるのだ。
 

Photo credit : liaamancio / Foter / CC BY-NC-SA Photo credit : liaamancio / Foter / CC BY-NC-SA

 


ミス・ティーンUSAが盗撮された!


なぜ、今さらこんなことを書き出したかといえば、PC内蔵カメラを使った盗撮事件のニュースがあったからだ。
 

「ミス・ティーンUSA」も被害に:PC内蔵カメラのハッキング|WIRED.jp

ウェブカメラのハッキング行為はいまや本格的に、多くの人たちの注目を集めたようだ。「ミス・ティーンUSA」に選ばれたキャシディ・ウルフが最近、自分のコンピューターのウェブカメラをハッキングされ、「性的ゆすり」を受けたと告白したのだ。

ウルフさんは8月16日(米国時間)、NBCの朝の情報・ニュース番組「The Today Show」に出演し、誰かが彼女のコンピューターに「Remote Administration Tool」(RAT)ソフトウェアを仕掛け、部屋にいるときに写真(おそらくは裸になったシーン)を撮られたと語った。

「誰かが(ウェブカメラで)わたしのことを見ていたなんて、気づきもしませんでした。(ウェブカメラの)ライトは点灯さえしていませんでしたし」

ウルフさんによると、ハッカーは、要求に沿わなければ写真を公開する、と彼女を脅迫した。米連邦捜査局(FBI)はこの件を捜査していることを認め、容疑者を特定したと言っている。

〔略〕

ウルフさんが脅迫に屈せず、デジタル・プライヴァシーやセキュリティに人々の関心を向かわせたのはよいことだった。それらはティーンたちにとって、ますます重要になってきている。これからの数年でコンピューターセキュリティーが向上し、ウルフさんが自分のノートパソコンのウェブカメラに貼った目隠しシールをはがせるようになることを期待している。そうならないとしても、少なくともより多くのティーンエイジャーが、ノートパソコンの危険性を認識するようになるだろう。

 
PC内蔵カメラの危険は「可能性」として知っていたが、このような具体的な「事件」に発展したケースは初めて目にした。そして、改めて危険を認識し、実際に対策を行なった。そこで、今回はその対策を紹介する。
 


メンディングテープを貼ると・・・


WEBカメラ

 
これが対策後のPC内蔵カメラで撮った写真だ。
いかがだろう。真ん中に人がいるのはボンヤリとわかるし、右上端に部屋の照明も読み取れる。しかし、それ以上はわからない。自分の場合、この写真なら外に漏れても問題はない。対策完了ということだ。
 
さて、どうやって対策したかといえば、PC内蔵カメラのレンズ部分にメンディングテープを貼っただけ。何も特別なことはしていない。最初はガムテープなどで完全に防ぐことを考えたが、あまりに見掛けが悪いのでメンディングテープを採用した。メンディングテープは、貼ってしまえばほとんど見えなくなるので見掛けの影響は少ない。しかも、べたつきにくいので、PC内蔵カメラを使用するときに剥がしても汚くならない。我ながら良い選択だと思っている。
 
レンズ部分に何を貼るかは別にして、この問題は物理的な対応が望ましい。
ウイルス対策ソフトなどを使ってリスクを下げることはもちろん正しいが、それでは100%の防御はできない。何かを貼ってカメラを無効にしない限り、トラブルに巻き込まれる可能性は残るのだ。
 
対策が完了したら、その効果を確認するのが鉄則だ。
環境にもよるが、Mac OSならPhoto Booth、WindowsならWindowsLive ムービーメーカーなどで内蔵カメラの画像を確認できる。真っ黒な画像なり、ボンヤリした画像なりになっていれば、対策は成功している。もう安心だ。
 


新しい時代には新しいセキュリティ発想が必要


TwitterやFacebookに「旅行に行きます」、「今日は一人でお留守番」などの書き込みをすると危険だと言われる。自宅を特定されている場合、空き巣や強盗が入る可能性があるというのだ。実際に襲われるとは考えにくいが、用心するに越したことはない。
 
この話もPC内蔵カメラ対策も、技術進歩の反動で必要になったセキュリティといえるだろう。以前はこんなに簡単に情報発信できなかったし、PC内蔵カメラも一般的ではなかったから、これらの対策は不要だったのだ。技術がめざましい進歩をして新しい時代を迎えれば、それに合わせた新しいセキュリティ発想が必要となる。
 
残念ながら、この新しいセキュリティ発想に特効薬はない。
このホームページを見ておけば新しい対策がすべて載っているとか、あのソフトをインストールすれば危険が無くなるとか、そういうものではないのだ。せいぜい、セキュリティ関連のニュースにアンテナを張るくらいしか手はないだろう。この点において、自分の身は自分で守るしかないようだ。

    • さく
    • 2017年 12月5日

    ASUSのPCを使用しています。
    PCにカメラがない場合は、心配無用ですか?

    教えて下さい。よろしくお願いします。

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