「ロゲ会長ジェネレータ」に学ぶ発表の流儀


この記事の所要時間: 140秒 〜 240秒程度(1078文字)


2020年のオリンピック開催地が東京に決まった。
そんな中、これを発表した国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長が「遊ばれている」のをご存知だろうか。「TOKYO 2020」と書かれたパネルを持つロゲ会長の姿を使ったジェネレータができたのだ。ページの入力欄に好きな文字列を打ち込み作成ボタンを押すだけで、ロゲ会長が持つパネルのテキストが変わる仕掛けになっている。「今っぽい」というか、「仕事が速い」というか、不思議な世の中になったものだ。
 
さて、「ロゲ会長ジェネレータ」は好評のようで、ロゲ会長を画像検索で調べればたくさんのジェネレータ画像を見ることができるし、既にTwitterのハッシュタグNAVERのまとめもできている。もはや大喜利状態。ロゲ会長に失礼という意見もあるだろうが、ここは楽しんでしまってもいいように思う。
 
この話題、ただのお遊びのようだが、学ぶところがあるかも知れない。
ここまで人を引き付けるのだから、なにか良いところがある筈だ。
 

Photo credit : Yohei Yamashita / Foter / CC BY-NC Photo credit : Yohei Yamashita / Foter / CC BY-NC

 


地味な演出が人の心を動かした?


人が何かを発表するとき、印象に残るシーンとそうでないシーンがあるのは間違いない。もちろん、発表の内容に依存している部分も多いが、演出の効果もあると考えられる。
 
発表時の演出はだんだん派手になってきているように思われる。最近の新商品発表は、広い会場、大きな画面を使った盛大なセレモニーとなっているのだ。とは言え、斬新な演出は少なく、ただただ派手にしたようなものが多い。たくさんの発表を見ている人などは、この派手さに食傷気味になっているのではないだろうか。
 
そこに、今回の発表だ。
極めてアナログで地味な演出ながら、構図として美しい。発表者の後ろのスクリーンに大きく都市名が表示されるよりも、この方が印象に残った可能性は高い。この構図の良さで、ジェネレータが好評を期しているのかも知れない。昔ながらの地味な演出が、却って人の心を動かしたということだ。
 


琴線に触れるものから学ぼう!


今回の例はやや卑近かつ極端かも知れないが、人を引き付けるものには何か魅力がある筈だ。どんなものでも、多くの人の琴線に触れるものがあったのなら、そこから学ぼうという姿勢が大切なように思われる。
 
行儀の良いばかりが能ではない。
たまには、ネットにある猥雑なモノたちから何か学んでもいいのではないだろうか。

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