セブンカフェ、次の一手は・・・


この記事の所要時間: 250秒 〜 350秒程度(1694文字)


セブンイレブンのセルフ式ドリップコーヒー・セブンカフェ(SEVEN CAFÉ)が、本格展開になってきた。
 
1万5千店以上となる国内全店への導入が完了し、この9月末には累計販売数2億杯を突破する見込みとのこと(参考:セブンイレブン/全店にセブンカフェを導入|流通ニュース)。現在は「サンドイッチ・ロールパン・バーガーと、セブンカフェを一緒にご購入で、1セットにつき20円引き」のキャンペーンを実施しており、利用経験者の拡大を狙っている。
 
以前このブログで記事にした「買い方がわからない」状態も、かなり改善されている。セブンカフェの機械周りで、注文方法やマシンの操作方法が紹介されるようになったのだ。

セブンカフェ

この画像はホームページをコピーしたものだが、ほとんど同じ内容の掲示が店内に用意されている。極めてシンプルな説明にとどまるものの、これを見ればセブンカフェの買い方は大体わかるだろう。
 
さて、気になるのはセブンカフェが繰り出す次の一手だ。これだけ熱心に展開しているのだから、まだまだ新しい仕掛けがあると考えるのが自然だろう。では、今後どのような展開が考えられるのか。少し予想してみた。
 

Photo credit : teaeff / Foter / CC BY-NC-ND Photo credit : teaeff / Foter / CC BY-NC-ND

 


ホットコーヒーの買い方を変更すると・・・


まず考えられるのが、買い方の改善だろう。セブンカフェをわかりにくくしているのは、ホットコーヒーとアイスコーヒーの注文方法の違いだ。アイスコーヒーはレジにカップを持っていくセルフ方式なのに対して、ホットコーヒーはレジで店員に注文するオーダー方式になっている。この違いが直感的に理解しにくい。
 
将来、ホットコーヒーの販売もセルフ方式に変更する可能性は高いように思う。買い方のわかりにくさが解消されるだけでなく、店員の作業負担も少なくなるからだ。容器の衛生管理がネックになりそうだが、ホットコーヒー用のカップもアイスコーヒーと同じようにビニールなどでフタをすればいい。これに多少のコストが掛かったとしても、そのぶん売りやすさが向上すれば大した問題ではないだろう。
 
セルフ方式にすると、店内でのホットコーヒーの販売場所を増やすことが可能になり、大きな効果が期待できる。コーヒーマシンは1か所でも、カップを複数の場所に置くことは簡単だからだ。お菓子やパンの棚に置けば同時購入を促せるだろうし、飲み物用の冷蔵庫の脇に配置すれば缶コーヒーなどと比較しての購入が生まれるだろう。レジだけで売るよりも販売チャンスが増えるのは間違いない。
 


オプション、コーヒーチケット、ポイント特典も


売上と利益を伸ばすため、コーヒー1杯あたりの客単価向上策も考えられる。もちろん単価を値上げをするのではない。コーヒーをおいしくするオプションを販売するのだ。例えば、特別感のあるクリームやフレーバーなどを一緒に売ることになるだろう。エスプレッソ類と違ってコーヒーマシンを変えずに提供できるので、現実性は高そうに思える。
 
また、高頻度の購入を促す工夫もありそうだ。お得感のある数枚綴りのコーヒーチケットを発売するとか、カップに貼ったシールなどでポイント特典を与えるとか、これもいろいろな方法が考えられる。
 
いずれもあまりにベタな方法だが、セブンイレブンはこれまでもこういうオーソドックスな方法で成功している。こんな方策が実現することもありそうだ。
 


「このまま」という方法もアリ


企業は、ある商品が成功するとその効果を最大限に活用しようとする。これはビジネスを行なっている限り当然の取り組みだが、やり方を間違えて本末転倒になることも多い。いろいろと盛り込み過ぎて、成功した商品が本来持っていた特徴を消してしまうのだ。
 
セブンカフェの良いところは、そのシンプルさにあると言えよう。そして、ここに書いた方策のいくつかは、この特徴を破壊するおそれがある。案外、「このまま」という方法もアリなのかも知れない。

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