真の原因はEvernoteの「お節介」!?


この記事の所要時間: 40秒 〜 50秒程度(2273文字)


さて、前回の記事(自営ブログはトラブルシューティングが大変!?)で書いた通り、ブログの更新停滞はコメントアウトの表記ミスが原因だった。ただ、わからないのはなぜ表記ミスが起きたかだ。
 

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HTMLの中でコメントアウトするときはこのようなタグを使う。本来は間にスペースを入れず、コメントの前にすべて半角で「小なり記号、クォーテーションマーク、マイナス、マイナス」を、後に「マイナス、マイナス、大なり記号」を入力する。
 
この文字列、何ら難しいところはないものの毎回入力するのは少し面倒臭いし、間違いそうだ。そこで、自分の場合、パソコンの辞書に単語登録して、すぐ呼び出せるようにしてある。「コメント」と打てば、この文字列が出てくるようになっているのだ。このため、タグの打ち間違いは有り得ない。それなのに、今回のトラブルでは「– –(半角マイナス2個)」が「―(全角マイナス1個)」になっていたことでエラーが発生した。表記ミスが起きた理由がわからないのはこのせいだ。
 
結論から言えば、真の原因である表記ミスはEvernoteが引き起こした。このブログの原稿作成に使っているEvernoteには、「– –(半角マイナス2個)」を「―(全角マイナス1個)」に書き換える「お節介」な機能があったのだ。「余計なことをするな!」と言いたくなるが、アプリケーションの「お節介」から逃れることは難しい。
 

Photo credit : Heisenberg Media / CC BY Photo credit : Heisenberg Media / CC BY

 


全角マイナスに変換されるかは前後の文字列次第


最初に、Evernoteで起きた現象をもう少し詳しく説明しよう。Evernoteを使っている人は、ぜひ試してみて欲しい。ちなみに、自分が使っているのはMac版のバージョン5.4.2 (402146)。Windows版や他のバージョンでも同様の現象が起きるかは確認していない。
 
全角マイナスへの自動変換を再現するには、まず半角マイナスを2個続けて入力する。これだけだとそのまま表示されるし、その後に普通の全角文字を入力しても何も起きない。ところが、半角マイナス2個の後に、全角や半角のスペースを入れたり、半角の英数字や記号を入力したりすると全角マイナスに変換される。リターンを入れても同様だ。自動変換にはもう一つ条件があるようで、マイナス2個の前に全角文字があると変換されない。
 
つまり、半角マイナス2個が、以下のいずれかに「前後を挟まれる」と全角マイナス1個に変換される。
 ・スペース(全角および半角)
 ・半角の英数字や記号
 ・行頭もしくは行末
いろいろ試してみただけなのでこれが全貌とは限らないが、どうやらこんなルールで半角マイナス2個の変換は起きるらしい。
 


自動で横線にしてくれる機能?


好意的に考えるなら、半角マイナスを2つ以上続けて入力するのは「横線を引きたい」ときが多いので、自動的に変換してくれるのだろう。例えば、「日時」という文字列の後に半角スペースに挟まれた半角マイナスが2個あって、その後に実際の日付が書いてあるのなら、それは横線を引く変わりに半角マイナスを2個入れたと解釈できる。この場合、全角マイナスに変えてくれたら、親切だと感じるかも知れない。
 
実は、上で「全角マイナス」と書いた変換後の文字は正確には「全角ダッシュ」で、このことも「自動で横線に」を支持している。なぜなら、「全角ダッシュ」は「全角マイナス」と違い、アプリケーションによっては横線に見えるようにレンダリングされる(適切な形に表現し直す)場合があるのだ。半角マイナスを連続して打つだけで、横線が引けるならこれを歓迎する人もいるだろう。
 
しかし、それを望まない人も、それを望まない場合も多い。どうしても変換したいのなら、「変換しますか?」とたずねる半自動にして欲しいところだ。やはり、アプリケーションによるこの手の自動変換は余計な「お節介」にしか思えない。
 


アプリケーションとはうまく付き合っていくしかない


とは言え、最近ではこういうことに文句を言っても仕方ないという心持ちに達している。自分でアプリケーションをつくることができない限り、既製のアプリケーションを使うしかなく、そこに気に入らない変更があっても受け入れるしかない。誰もが望まない変更の場合、次のバージョンで元に戻るだろうと考えるくらいだ。
 
以前は、アプリケーションは日々進化して、だんだん使いやすくなるという幻想を持っていた。どのアプリケーションでも、初期段階のバージョンアップではこれが当てはまる。ところが、バージョンを重ねているうちに膨大な数の機能が加わるようになり、おかしくなってくる。そこには良い進化も悪い進化もあるため、バージョンアップにより使いやすくなるとは限らないのだ。
 
こうなると、アプリケーションはだましだまし使うしかないという結論に達する。気に入らない変更があったら、それについて対策を考えて実行するだけだ。こういう対策が増えると作業の生産性は下がるが、他のアプリケーションを使うよりもマシなら、それはそれで仕方ない。今の世の中、アプリケーションとうまく付き合っていくしかないようだ。

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