ボルヴィックのラベルは剥がしにくい!


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資源ごみにペットボトルを捨てるときは、商品のラベルを剥がす必要がある。慣れればどうという作業ではないが、剥がしにくいラベルがあるとちょっとイライラするのは誰もが同じだろう。自分の場合、不器用かつ短気なので、先にボトルを潰して力ずくでラベルを抜き取ることも多い。ハサミやカッターを持ち出すことさえある。
 
さて、力ずくが必要になるのはいつもボルヴィックの1.5Lボトル。以前は普通に剥がせたのに、あるときから今の状態になった。ここでボルヴィックにケチを付けるつもりはないが、何十年と愛飲しているミネラルウオーターだけにかなり残念な感じがする。ミネラルウォーターはイメージ商品。こんな些細な不親切さでも、商品のイメージを損なわないか心配だ。
 

ペットボトル

Photo credit : dotjay / CC BY-SA

 


「はがし口」の表示が不親切


ペットボトルのラベルには、ミシン目に沿って剥がすタイプと、シールの端を見付けてそこから剥がすタイプがある。ボルヴィックはシールタイプで、端さえ見付かれば簡単に剥がぜるが、これがわかりにくい。
 
以下の写真のように「はがし口」が表示されているのに、実際に剥がせるのは黄色の付箋が貼っていあるところ。不親切にもズレているのだ。このため、「はがし口」のところにいくら爪を立てても剥がすことができず、いつもイライラすることになる。
 

ボルヴィックのラベル

 
実はこの問題の原因は至って単純。
実際に剥がす上のラベルではなく、下のラベルに「はがし口」が印刷されているため、ラベルの巻き方によって位置がずれてしまっている。上に来るラベルに「はがし口」を印刷すればラベルの巻き方がズレても剥がすのには困らなくなるのに、それができていない。困っている人がいて、解決策も容易に想像できるのにそれができないのだから、おもしろいことがあるものだ。
 


ラベルの剥がしやすさは競争軸じゃないけれど・・・


もちろん、ミネラルウォーターを選ぶときに「ラベルの剥がしやすさ」を重視する人は少ないだろう。水の味の好み、ミネラルの成分、パッケージデザイン、かつて見た広告などを基準に選ぶと考える方が自然だ。その意味で「ラベルの剥がしやすさ」は大きな競争軸ではない。
 
しかしその一方で、ミネラルウォーターはイメージに大きく左右される商品だと考えられる。多くの人にとって水の味の差はわかりにくく、その商品が持つイメージが商品選択に影響を与えることは想像に難くない。そしてこういう商品の場合、「ラベルの剥がしやすさ」など細かな配慮の違いが商品のイメージを変えてしまう。その多寡はわからないが、影響があるのは間違いないだろう。
 
ラベルデザインの変更に掛かる費用とその効果の関係を示すのが難しいが、効果が明確でないことを理由にこういう部分を手抜くとキリがない。商品のイメージをキープするために、一定の投資をしても無駄はないように思う。
 


「顧客の声」を聞く仕組みづくりが欠かせない


もし、このような不親切さに気付いていない、気付いていても軽視しているのなら、「顧客の声」をもう少し拾う仕組みを考えた方がいい。顧客の声を定期的におさえていれば、このくらいの不満には気付くと考えられるからだ。
 
長いこと売れ続けている商品はその細部についてあまり見直しを行なわないことも多く、顧客の声を聞く習慣がなくなっている場合がある。もちろん、それでも売れ続けるのだから、「顧客の声」を聞くことは無駄とも言える。しかし、商品を良い状態に保ちたいなら、定期的にイメージを聞くなり、不便なところを尋ねるなり、実際の飲用シーン/廃棄シーンを観察するなりのリサーチを行なった方がいい。顧客が抱きはじめた些細な不満を見付け出せる可能性があるからだ。商品を長持ちさせるためにも、「顧客の声」を聞く仕組みづくりが欠かせないと考えるが、いかがだろうか。

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