中小企業白書の表紙が「社長の顔」に!


この記事の所要時間: 250秒 〜 350秒程度(1707文字)


以前、中小企業のイメージカラーはどんな色?という記事で、中小企業を象徴するイメージ画像がない現状を嘆いたことがある。画像検索をすると、「大企業」では高層ビル群が象徴的に出てくるのに対し、「中小企業」の検索結果はバラバラ。この具体性のなさが中小企業のとらえ難さを助長していると考えたのだ。このとき、中小企業の象徴としてイメージして欲しいと考えたのは、従業員などの「ヒト」。「大企業がモノやカネを想起させる超高層ビルなら、中小企業にはヒトしかないだろう」と書いている。
 

モザイク

Photo credit : Keith Hall / CC BY

 
さて、担当者がこの記事を読んでいたのではなかろうが、2014年の中小企業白書の表紙には「社長の顔」が使われるという。「集まった顔写真をすべて使い、コラージュ風の表紙を作る」ということなので、具体的にはこの画像のような「モザイク」になるのだろうが、「ヒト」の画像を使うのは間違いはない(参考:社長の顔見える「中小白書」…表紙掲載用の写真募集|読売新聞)。どんな画像になるのか、でき上がるまで楽しみだ。ぜひ、中小企業を象徴するような画像になって欲しいと思う。
 


「社長の顔」は流用し難い

ただし、「社長の顔」を使った画像には不安もある。
掲載された社長の中から逮捕者でも出たらどうするのだろうという心配だ。中小企業の社長に悪い人が多いとは思わないが、数を集めれば問題がある人が含まれる可能性は増えてくる。犯罪には至らないまでも、大きな交通事故を起こすとか、周辺住民とのトラブルに巻き込まれるとか、何らかの火種が生じても不思議はない。そんなことをどうこう言っても仕方ないと思うが、何についてもどこからか苦情が入るのが今の時代。「白書の表紙に要注意人物が含まれているとは何ごとだ!」という抗議が入ることは有り得るだろう。
 
また、具体的な「社長の顔」が入っていると、その画像を流用し難いというのもある。もちろん、中小企業白書の表紙はイメージ画像としての流用を前提につくられているのではないのだから当然なのだが、白書の表紙が中小企業の象徴に使われているのもまた事実。このとき、知らない人物の顔を中小企業の象徴として使うのは抵抗があっても不思議がないだろう。「社長の顔」を使うアプローチは中小企業のイメージ画像をつくるのにもってこいかと思ったが、単純にそうはならないようだ。
 


「モザイク」のジェネレータを提供すれば・・・

ここで気付いたのが、「モザイク」のジェネレータを提供すればいろいろできるということ。「モザイク」の基本的な考え方は簡単で、最終的につくりたい画像(冒頭の画像で言えばスターの顔)をたくさんのマス目にわけて、それぞれの部分に似ている画像を素材画像の中から探すだけ。今回の表紙は、きっと素材画像に「社長の顔」を使おうという試みだろう。この枠組みをジェネレータとして提供すれば、中小企業各社がオリジナルのイメージ画像をつくれることになる。
 
つくりたい画像を各自が指定したり、素材画像に自社の画像を加えたりできるようになれば、活用の幅が広がるのは間違いない。元々の素材画像の中に要注意人物が出てしまったら、その画像だけ抜いておけばいいだろう。紙面で発行した中小企業白書はどうにもならないが、副次的にこういうものを提供すれば、もっと楽しい試みになるように思う。
 


まずは「社長の顔」の登録を!

さて、勝手なことを書いたが、中小企業白書の表紙を「社長の顔」にするためには、その素材がたくさん集まらなくてはならない。そして、その「社長の顔」は、現在専用サイトで募集中だ。

この記事をお読みの中小企業の社長は、ぜひ専用サイトで応募して欲しい。何ら直接的な見返りはないだろうが、これも縁。「社長の顔」による表紙を画餅に帰させないためにも、「社長の顔」の登録をオススメする。

  1. コメントはまだありません。

  1. トラックバックはまだありません。

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.