DropboxはTime Machineでバックアップ!


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Dropboxでのデータ共有は便利なものの、ときに思わぬトラブルが発生する。中でも、Dropboxで共有しているデータを他の人が削除してしまうパターンが最悪だろう。自分のパソコン上のDropboxフォルダに残っていそうなものだが、インターネット上のファイルが削除されればパソコン上のファイルも同期によって削除される。「ファイルが無くなった」と大騒ぎをする羽目に陥るのだ。
 
自分の場合、このようなトラブルに巻き込まれないよう、あらかじめ手を打っている。方法は簡単で、パソコン上のDropboxフォルダを定期的にバックアップするだけ。ファイルの削除を上書きする「同期」ではなく、ある瞬間のデータを保存する「バックアップ」なので、ファイルが無くなることはまずあり得ない。1時間前、2時間前、…、1日前、2日前、…、1週間前、2週間前、・・・。これらのデータが揃っていれば、最新のファイルはないにしても大きなトラブルには至らずに済む。クラウドがいくら充実しても、みずからのデータを守るためにバックアップは欠かせない。
 

Time Machine

credit: brianjmatis via FindCC

 


MacならTime Machineで


バックアップには専用のアプリを使うことになる。Mac OS Xの場合は、デフォルトでOSに含まれているTime Machineが便利だ。このアプリさえ仕掛けておけば、自動的に1時間毎のバックアップが保存される。
 
Time Machineでは、24時間以内は1時間毎のバックアップ、1か月以内は1日毎のバックアップが残る。それより前は1週間ごとのバックアップしか残らないが、これはデスクの容量が有限である限り仕方ないだろう。途中のデータを間引きすることで、かなり古いデータも復元できるようになっているのだ。アプリケーションを立ち上げれば、いつでも任意の時期のディスク状態を呼び出せるので、これほど安心なものはない。Dropboxフォルダのファイルを誰かが間違って消してしまったとしても、その前の時期のディスク状態に戻ればデータは復元できる。何とも心強いではないか。
 
Windowsのバックアップについては詳しくないが、バックアップのフリーウェアは以前からたくさんあるし、Windows 8には「ファイル履歴」というバックアップ機能があるらしい。どのアプリケーションを使うかは別にして、「同期」ではない「バックアップ」のアプリ導入をオススメしたい。
 


同じディスクで問題なし!


Dropboxのバックアップを取るのは、他の人がファイルを削除するリスクを分散するためだ。ハードディスクやSSDなどパソコン内のディスクが壊れるリスクを考えている訳ではない。ここの位置付けさえ割り切れれば、Dropboxフォルダのバックアップは同じディスクに残しても問題ないことになる。ノートパソコン等でバックアップのための外付けハードディスク等を持ち歩くのは億劫だが、この目的に限れば同じディスクで充分なので外付けハードディスク等は不要。こういう仕組みで運用にすれば、定期的なバックアップ導入のハードルが下がるだろう。
 

Dropboxの同期とバックアップ

 
自分のパソコンのディスクが壊れるリスクは、Dropboxにファイルを「同期」することで分散する。Dropboxのファイルを誰かに消されるリスクは、同じディスクへの「バックアップ」で分散する。それぞれのリスク分散の目的を明確にすることで、バックアップや同期の仕組みが変わってくる。ファイルの管理は環境が人それぞれなので、自分なりに二重化してリスクを分散させることが欠かせない。便利な時代になり何でも「おまかせ」してしまいたくなるが、それではうまくいかないこともある。リスクについては、みずから考えて対処することが必要だ。

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