大袈裟なタイトルは程々に!


この記事の所要時間: 30秒 〜 40秒程度(1789文字)


最近、大袈裟なタイトルの記事が目に余る。
どこのホームページでもさまざま記事へのリンクが表示されるが、そのタイトルが何とも扇情的なのだ。今に始まったことでないとはいえ、加速度的におかしくなってきている印象。近ごろは、大新聞の記事タイトルでさえ怪しいものがある。「釣り」とまでは言わないが、かなり「狙っている」感じを受けることは多い。
 

釣り堀

credit: koyaman3422 via FindCC

 
どんな記事であろうと、記事を書いたら少しでも多くの人に読んでもらいたいのは当然。そのためにキャッチーなタイトルを付けるのは、何らおかしなことではない。しかし、モノには限度がある。針小棒大、羊頭狗肉のタイトル付けを繰り返していてもろくな結果は生まれないだろう。大袈裟なタイトルを付けることは魅力的だが、だからこそ程々にする必要があるのだ。
 


タイトルがインフレーションを起こしている


東スポを引き合いに出すまでもなく、大袈裟な記事タイトルは人の興味を刺激する。タイトルに釣られて記事を読みたくなる人が出れば、売上の増加に繋がることもあるだろう。インターネットの記事は原則無料なので直接的な売上増加とはならないが、そのぶん容易にクリックされる。ページビューが増えればサイトの価値が上昇し、広告収入が増えるかも知れない。
 
いずれにせよ、自分が書いた記事を読んでもらいたい人が多いため、記事のタイトルは日に日に過激なり、まるでインフレーションが起きているようだ。ちょっとやそっとの過激さは、誰もが慣れっこになっている。そこで、慣れっこになっている人たちを更に刺激するため、より大袈裟なタイトルが登場する。要は、悪循環が発生して無駄に扇情的なタイトルが氾濫しているのだ。
 


長期的な信用が欲しいなら・・・


さて、こういう流行が起きると、ついつい自分も、自サイトも、自社もとなりがちだが、このアプローチを行なうには慎重さが必要だ。ただただ目立つために、無理な誇張をしたり、書いてもないことをタイトルに付けたりすれば、個人やサイトや企業の信用が落ちてしまう。短期的な利を得るために、長期的に大切な信用を失ってしまては本末転倒。目的と手段の関係がおかしくなっているのは、言うまでもない。
 
記事で答える疑問を魅力的な質問の形に示すとか、記事のキーワードを明確にしてそれを強調するとか、タイトルに記事の結論をしっかり組み込むとか、正当な方法で記事タイトルを魅力的にするのは構わない。しかし、針小棒大、羊頭狗肉となると話が違ってくる。どこまでがセーフでどこからがアウトかは考え方次第だが、慎重に考えた上で自分なりラインを引くのが望ましいだろう。基準をつくっておかないと、次第にタイトルは大袈裟になる。その結果として失うのは、何にも代え難い信用だ。
 


タイトルよりも中身で勝負


Facebookが「釣り」記事の対策を行なうという。リンクされた記事の閲覧時間や、クリック数と「いいね!」の比率などを元に記事を評価するもので、一定の効果は期待できるだろう。中身の無い記事が淘汰されるようになれば、そこに注力をする人が減り、今よりも快適なインターネットが戻ってくるかも知れない。敵(?)は敵で対策を練るため一筋縄ではいかないが、ちょっとおもしろい取り組みのように思う(参考:Facebook、クリック稼ぎの釣りネタ投稿の排除へ|TechCrunch)。
 
インターネット全体の動きは高みの見物を決め込むとして、記事を書く側が大切にしなくてはいけないなのは、タイトルより中身を競うこと。記事タイトルだけおもしろい記事を反面教師として、中身の伴う記事を書く必要がある。すぐに効果が出るかはわからないが、この方が長期的に価値が出る可能性は増す筈。「短期より長期」の視点が大切だ。
 
満足度は期待値に左右されることも忘れてはならない。扇情的なタイトルで記事に興味を集めたとしても、中身が伴わなければ釣り上がった期待に応えられず、評価が下がるだけ。身の丈にあったタイトル付けを心がけることが重要だ。

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