メール障害 ⇒ やるべきことはこの3つ!?


この記事の所要時間: 420秒 〜 520秒程度(2388文字)


先日、Yahoo!メールで大規模な障害が発生した。この影響を受けたメールアドレスは約380万個。ほぼ丸4日の間、メールが一切受け取れなかったというのだから、かなりの被害だ。1日に受け取るメールに1,000円の価値があるとすれば、その被害額は 1,000円 × 380万アドレス × 4日間 = 144億円。1アドレス1日1,000円という金額に何ら根拠はないが、個々の影響を積み上げることでその被害が膨大になることはわかっていただけるだろう。
 
さて、自分の場合、Yahoo!メールは使ってないため、今回の騒動にはあまり巻き込まれずに済んだ。とは言え、Yahoo!メールが落ちるなら、Gmail、Outlook.com、iCloudメールなどのフリーメールサービスで同じようなことが起きても不思議がない。今どき、フリーメールのシステムが特に劣っているとは考えられないので、プロバイダーが提供するメールアドレスだって大差ないリスクがあるだろう。つまり、メール障害は対岸の火事ではないのだ。そこで、自分が使っているメールサービスに障害が起きたときやるべきことは何なのか、これを機に考えてみた。
 

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credit: geralt via FindCC

 


(1)予備メールアドレスの使用を宣言する


まず必要となるのは、代替の連絡手段を周知すること。「メールが止まっていたので、連絡があったことを知りませんでした」で済む用件ならいいが、ビジネスで使用しているメールアドレスの場合、そうはいかない。至急に新たなメールアドレスをお知らせすることになる。メール障害はすぐに直る場合もあるのでタイミングが難しいが、2〜3時間も障害が続くようだったら送った方がいいだろう。比較的短時間で障害から復旧したとしても、「この時間、メールを受け取れませんでした」というメールを出すのが安全だ。
 
対象は、アドレス帳に登録されている人、最近(例えば2週間以内に)メールのやり取りをした人などだろうか。これらの人たちに、「メール障害に巻き込まれたので、当分の間、予備のメールアドレス(○○@××.com)に連絡してください」と宣言する訳だ。かなり面倒なようだが、こればかりは仕方がない。ビジネスは信頼が肝になる。無責任な状態なり兼ねない「知りませんでした」を避けるためには、いくら時間に追われていてもこの作業は欠かせないだろう。当然、メールの宛先は自分自身のメアドで、周知したい相手はBCCに入れる。インターネットの使い方によっては、SNS等で伝播させる手もある。
 
メールアドレスを1個しか持っていない人は、予備のメアドをいくつかつくっておくといいだろう。どこでつくってもいいが、オススメはGmailOutlook.comiCloudメールなどのメジャーどころだろうか。一定の個人情報を与えることになるし、登録するサービスが増えることでトラブルに巻き込まれる可能性もあるのであまりたくさんの登録はオススメしないが、いくつかはおさえておくと良いように思う。
 


(2)メーリングリストでの使用メアドを変更する


メールの障害が長く続くようなら、メーリングリストについても対応が必要になる。多くのメーリングリストはホームページ上でメッセージの送受信ができるが、いちいちこれをするのは億劫だ。特に受信が面倒。受動的で済むメール受信に対して、ホームページ上での確認は能動的に動かなくてはならない。
 
すわ、メーリングリストの管理者に連絡と考えるかも知れないが、それはそれで面倒臭いし、対応が遅れる可能性もある。メーリングリストで使うアドレスは自分で変更可能な場合も多いので、まずそれができるか確かめてみると良いだろう。使用しているサービスにもよるが、そんなに大変な手続きではない筈だ。
 


(3)各種サービスの登録メアドを変更する


更に復旧に時間が掛かるようなら、各種サービスに登録しているメールアドレスの変更も検討することになる。サービスからの重要な連絡が届かないことで、何か間違いがったら困るからだ。
 
ただし、これはすべて変更するとなると大変なので、重要なサービスを取捨選択して行なうことになるだろう。「知らなかった」では済まない事態になるサイトを中心に対応するのが現実的だ。
 


万が一に備えて・・・


さて、ここまで書いたことは当たり前のことばかりだ。少し考えれば、誰でもこのくらいのことは思い付くだろう。上に書いた「やるべきこと」の中には優先順位の高くないものもあるだろうし、もっと重要な「やるべきこと」が別にあるかも知れない。
 
しかしそれでも、このように整理しておくことで、メール障害が起きたときの対応のが早くなる効果はある。障害の影響を予測して、それぞれについての対処法を考えておくことがある種のウォーミングアップになるのだ。まったく考えたことのないトラブルに突然対処するのと、一度でも考えたことのあるトラブルに対処するのでは大きな違いがある。万が一に備えて準備することは、無駄にならないだろう。
 
また、こういう対処を考えることで、「普段からメールの署名欄に予備アドレスを掲載しよう」とか、「アドレス帳の手入れの方法を変えよう」とか、トラブル対応をより迅速にするための工夫を思い付いたりする。何せ、突然のトラブルに対応するのは大変だ。メール障害だけでなく、一定確率で起きる可能性のあるリスクについては、事前準備として対処を考えておくと良いだろう。ぜひ、オススメしたい。

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