100%受け取れるメールアドレスが欲しい


この記事の所要時間: 30秒 〜 40秒程度(1719文字)


ここ2回ほど、メール障害対策について書いてきたが、要は「100%受け取れるメールアドレスが欲しい」ということに尽きる。人との連絡をメールに頼る割合が増える中、受け取れていないメールがあるかも知れないなどという心配はしたくない。つまりは、メール未着のリスクをヘッジしたい訳だ。そのテクニカルな議論はさておき、「100%送受信保証」のメールアドレスは「ビジネスのタネ」になり得るように思う。
 

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credit: OpenClips via FindCC

 


「100%送受信保証」メールアドレスが欲しい人は無限にいる!?


メールについての行き違いは、いつでもどこでも発生する。もちろん、ビジネスの現場でも然りだ。みんな大人なので、「送った人」と「受け取ってない人」で揉めごとにまで発展することは少ないが、メールの行き違いが作業の支障となることは多い。支障をきたした責任の所在がはっきりしないこともあり、行き違いによって発生した追加作業に取り掛かるのは何とも気が重いものだ。
 
このような行き違いを解消するのに必要なのが、メールを間違いなく送信&受信できているという確信となる。この「送受信に対する確信」が今のメールシステムでは実現できておらず、ここにニーズ=欠乏感があると言えるだろう。気にしない人は気にしないのだろうが、今やメールはビジネスの現場で最重要となっている連絡手段。一定の対価を払ってでも、「100%送受信保証」のメールアドレスが欲しいという人は数多くいるように思う。世界中でのインターネットやメールの浸透速度を考えれば、その数は無限と言っていいかも知れない。
 
ニーズの存在を確認したいなら、アンケート調査がオススメだ。広く一般男女から、メールの送受信で起きるトラブルの実態を聞き出し、そのトラブルを解消できるメールシステムの利用意向を質問する。直接的に、「メールトラブルを解消できるシステムに、いくらまで支払う気があるか」を聞いてもいい。アンケートで「利用したい」と答えた人が、実際に「100%送受信保証」メールアドレスをどのくらい利用するかはわからないが、感触をつかむことは可能だろう。利用意向が相対的に高い人たちを知ることは、ターゲッティングにも有効活用できる。
 


売れる仕組みをつくろう!


「100%送受信保証」を実現できたら、次に必要になるのはその軽やかな説明だ。なぜ「100%送受信保証」できるかを、一般の人にわかりやすく説明することが欠かせない。たとえ100%の送受信を保証できるシステムが「存在」したとしても、そのことを消費者に広く「認識」させなければ利用は増えないのだ。充分な説明をして、消費者を納得させる必要がある。質の高いサービスをつくっただけでは駄目。売れる仕組みをしっかりつくるマーケティング活動が求められる。
 
また、ブラック・スワン対策も必要になるだろう。「すべての白鳥は白い」という命題は、一羽の黒い白鳥(ブラック・スワン)を見付けることで反証できてしまう。これと同じように、「100%送受信保証」は一通のメール未着で崩壊し兼ねない。メールの送受信には作業者のミスが付きもの。何か起きたときの問題の切り分けを明示することで、「100%送受信保証」の信頼を保つことが必要だ。
 


「100%送受信保証」に期待!


技術的な問題はよくわからないが、世の中のあらかたのことは「為せば成る」。「100%送受信保証」のメールアドレスが実現不可能ということはないだろう。厳密には「100%送受信保証」できないなら、例外的なメール未着は「仕様」ということにすればいい。
 
推測に継ぐ推測になってしまうが、問題はそれをどのように売り、いかに信頼を守るかという部分に帰着するように思う。これらの困難を乗り越えて、「100%送受信保証」メールアドレスを実現する企業はないだろうか。ぜひ、その登場に期待したいところだ。

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