ちょっと打ち合わせがしたいときには・・・


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外で仕事をしていて、簡単な打ち合わせをしたいときがある。「コーヒーでも飲みながら」となることが多いが、お店はどこも混んでいるし、何よりうるさい。打ち合わせに適している場所とは言い難いのが実際だ。「ちょっとした打ち合わせスペースがあれば」と思うことがしばしばある。
 
そんなときに役立つのが、Spacee(スペイシー)というサービス。Spaceeを使えば、東京都内の貸し会議室・レンタルスペースを簡単に探すことができるのだ。
 

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credit: mnadi via FindCC

 


料金は1時間500円から


Spaceeの使い方は極めてシンプルだ。打ち合わせをしたい①時間帯、②場所、③人数を入力して検索ボタンを押すだけ。後は、ヒットした会議室の中から利用したいスペースを選んで、予約を申し込めばいい。予約完了のメールが届けば、打ち合わせスペースが確保できたことになる。
 
料金は1時間500円から。1時間単位で予約が可能なので、使いたいぶんだけ予約することができる。うまく使えば、お店で打ち合わせをするより安く上がるだろう。空室の状況をネットから確認できるので、予約に不便はない。
 
このサービスで良いと思うのは、決して立派ではない会議室が多数登録されている部分。貸し会議室は、スペースを体裁よくしたり、不必要な設備を揃えたりして単価を上げるところが多いが、ここにはそうでないスペースが含まれる。カジュアルな打ち合わせ(?)には持って来いなように思う。
 
問題は、事前予約制で急な打ち合わせに向かない点。現在のシステムでは、「今すぐ打ち合わせしたい」というニーズは満たし難いだろう。こういうサイトに登録する簡易な会議室が増えて、スマートフォンのアプリなどからその場で一番近い打ち合わせスペースを検索できるようになれば、もっと便利になりそうだ。そう簡単にできることではないだろうが、一度プラスのスパイラルが回りだせば、急激な拡大もまったくない話ではない。ぜひ、今後の成長に期待したいところだ。
 


場所のシェアはビジネスのタネ


メールやスマートフォンの浸透でデジタルな作業が増えているが、ビジネスの現場では直接会わなくてははじまらないことも多い。いつでもどこでも仕事ができるようになって、外でちょっとした打ち合わせをしたい機会はむしろ増えているように思う。そして、そのニーズに対応できるスペースがないのが現状だ。だからこそ、Spaceeのようなサービスが出現してくるのだろう。
 
最近は、建物を取り壊して空き地ができるとすぐに駐車場になる。建て替えまでの短い期間にも、場所を少しでも有効活用しようという狙いだろう。ビルについても、同じような発想はできないだろうか。空き部屋ができたら、取りあえず打ち合わせスペースや貸し会議室にする。本格的な会議室をつくるのは大変だろうが、カジュアルなものならは話は別だ。スペースをパーティションで区切って、ホワイトボードを持ち込み、テーブルとパイプ椅子を並べるだけなら費用も抑えられる。
 
様々なモノの有効活用に注目が集まる中、場所のシェアはビジネスのタネだ。ある時間帯だけ空いているスペースを貸し出すビジネスはどこかしこに登場している。移動式の弁当屋に昼間は空いている駐車スペースを貸したり、その街でビジネスをしてみたい人に休店日の軒下を貸したり、旅行者に自分の部屋を貸したり、・・・。近ごろは、夜間や休日は別の店になっている飲食店もある。打ち合わせスペースについても同じような仕組みが動き出せば、「今すぐ打ち合わせしたい」というニーズが満たされることになるだろう。うまく仕組みをつくれば良いビジネスになるように思う。Spaceeに期待するとともに、新たな仕組みを打ち出す企業の出現も待ちたいところだ。

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