東京メトロで無料Wi-Fiを使おう!


この記事の所要時間: 350秒 〜 450秒程度(2161文字)


2014年12月1日より、東京メトロと都営地下鉄の143駅で「無料Wi-Fi」が使えるようになった。訪日外国人客を対象にしたサービスながら、当然、日本人でも使うことが可能。NTTブロードバンドプラットフォーム(NTT BP)の「Japan Connected-free Wi-Fi」を使ったサービスだ。
 
スマートフォンなどでのデータ通信は、3Gでも4Gでも何かと不安定になるもの。そんなときの備えとして、Wi-Fiでのデータ通信は魅力がある。有料サービスには抵抗があるとしても、無料なら使ってみたいという人も多いだろう。この無料サービスは、そんな人にオススメのWi-Fiとなる。
 

 


専用アプリをインストールして、SSIDを指定するだけ


この無料Wi-Fiサービスを使うには、専用アプリをダウンロードするのが手っ取り早い。iOSならAppStoreから、AndroidならGoogle Playから「Japan Connected-free Wi-Fi」インストールする。後は、アプリを立ち上げて、メールアドレス、性別などを登録すれば準備完了だ。どこも難しいところはない。
 
ただし、実際の使用にあたっては、SSID(アクセスポイントの識別名)の指定が必要になる。つまり、「このSSIDを使います」と登録するステップだ。具体的には、iOSなら、まず[設定]アプリを起動して、[Wi-Fi]をクリックする。ここで、Wi-Fi機能がオフになっていたらオンにして、下に出てくるネットワークのリストから使用するSSIDを選べばいい。
 
東京の地下鉄のアクセスポイントをあらわすSSIDは、
 ●東京メトロ Metro_Free_Wi-Fi
 ●都営地下鉄 Toei_Subway_Free_Wi-Fi

なので、特に覚えなくてもわかるだろう。
 
なお、設定ページの下の方にある「接続を確認」をオフにすれば、一度使ったSSIDには次回から自動でつながるようになる。つまり、一度設定さえしてしまえば、後は特に意識することなくこの「無料Wi-Fi」を使えるのだ。これで、スマートフォンのデータ通信の選択肢がひとつ増えたことになる。
 


地下鉄以外でも無料Wi-Fiが使える!


この「Japan Connected-free Wi-Fi」は、東京メトロ、都営地下鉄のために開発されたシステムではない。既存のシステムに、2つの地下鉄が乗っかった格好だ。このため、「Japan Connected-free Wi-Fi」アプリをインストールすれば、東京の地下鉄以外の場所でも別の無料Wi-Fiが使えるようになる。
 
アクセスポイントは、約91,00箇所(2014年12月3日現在)。セブン&アイ・グループの全国の店舗や各地の主要空港、そして東京ミッドタウンや幕張メッセにもこのアプリで使える無料Wi-Fiスポットがある。専用アプリで、ホーム画面の[Service Provider]から確認できるので、一度確認しておくといいだろう。無料Wi-Fiスポットがある施設に近づくと、その施設のSSIDがリストに登場する。
 
問題は施設によってSSIDが違うところだ。SSIDをひとつ登録しても、それ以外の施設は使ったことがない別のSSIDなので、いちいちSSIDを登録しないといけない。そうしないと、自動でつながらないのだ。簡単にいえば、東京メトロ(Metro_Free_Wi-Fi)を登録しておいても、それだけでは都営地下鉄(Toei_Subway_Free_Wi-Fi)にはつながらない。何らかの理由でSSIDを識別する必要があるのだろうが、利用者としては、統一されるといいように思う。
 


都市間の競争にも・・・


ニューヨークでは、公衆電話をWi-Fiスポットにする計画があるそうだ。事業には、ニューヨーク市も協力するという(参考:進化の止まらない公衆無線サービスに無料で1ギガの高速通信&無料電話が可能な「LinkNYC」が誕生|GIGAZINE)。Wi-Fiが都市のインフラのひとつで、都市の競争力にも影響し兼ねないからだろう。Wi-Fiがよく通るからそこに行く、そこをビジネスの拠点とすることはないだろうが、Wi-Fiの悪い都市を避けることがあっても不思議はない。Wi-Fi環境は、都市選択の動機づけ要因にはならないが、衛生要因になる。
 
都市間の競争が更に激化すれば、Wi-Fiのつながりやすさも大きな評価要因になるだろう。そして、インフラサービスで一番良いのは、便利過ぎて使っていることを気付かなくなるような状態だ。上で書いたSSIDの問題も含め、より使いやすいWi-Fi環境の整備が急務のように思う。「A社だB社だ」、「官だ民だ」と争うのではなく、ぜひ利用者の方を向いた素晴らしいWi-Fi環境をつくっていただきたいものだ。

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