Tumblrのススメ


この記事の所要時間: 350秒 〜 450秒程度(2180文字)


Tumblrをご存知だろうか。カップのtumblerからeが一つ抜けているが、これも「タンブラー」と読む。日本ではいまいちメジャーにならないものの、あるレポートによれば世界8位のSNSだ。2014年1月〜9月のアクティブユーザーの伸び率はTumblrがトップというのだから、今後を期待されるSNSの一つと言っていいだろう(参考:成長率が最も高いSNSは?データで振り返る2014年の主要SNS総まとめ|GIGAZINE)。
 
さて、このTumblrがおもしろい。これまでいろいろな使い方をしてみたが、FacebookやTwitterとは一味違った楽しさがある。近ごろのインターネットではあまりなくなってしまった猥雑さ、クールさ、訳のわからなさが残っているのだ。最近のインターネットに飽きているなら、Tumblrはかなりオススメのサービスとなる。
 

 


Tumblrの醍醐味は「リブログ」にあり


Tumblrを一言で説明するのは難しい。なぜなら、Tumblrはブログであり、ミニブログであり、アーカイブであり、SNSだからだ。つまり、いろんな側面があるから、使ったことのない人にはTumblrの全体像がわかり難い。そこで、ここでは「Tumblrでできる3つのこと」を軸にして説明する。
 
●ポスト
Tumblrでできることのまず1つ目は「ポスト」。自分のTumblrページにコンテンツを投稿することだ。投稿したコンテンツそのものをポストと呼ぶこともあり、投稿の基本単位がポストとなる。ブログで言えば一つの記事、Twitterで言えばツイートに対応していると言えよう。
 
ポストにはテキスト、画像、引用、リンク、チャット、音声、動画の7種類があり、このいずれかを投稿する。普通のブログ記事みたいなもコンテンツも投稿できる一方で、画像1枚や引用1つでも投稿できる。このためブログともミニブログとも考えられる訳だ。
 
●フォロー
できることの二つ目は「フォロー」。自分が気になるアカウントをフォローすると、その人のポストが「ダッシュボード」と呼ばれる自分専用ページに表示されるようになる。フォローは、TwitterやFacebookにもある機能なのでわかり易いだろう。TumblrがSNSに分類されるのは、フォローによって人と人がつながるからだ。
 
Tumblrでは、知り合いではないどこの誰だかわからない人をフォローすることも多い。興味がひかれるポストを投稿する人なら、一般的な有名人でなくても誰彼無しにフォローする。Twitterでも同じような使い方が可能だが、Tumblrの方がその比率が高いように思う。Tumblrが、SNSでありながらどこかSNSっぽくないのはこのせいだろう。
 
●リブログ
そして、最後が「リブログ」。Tumblrのおもしろさのポイントはこのリブログにある。リブログが何かと言えば、ダッシュボードに流れてくる他人のポストを自分のTumblrページに投稿すること。そのままリブログしても、コメント等を付け加えてリブログしてもいい。
 
ダッシュボードに気になるポストがあったら、とにかくリブログする。Tumblrの醍醐味は「リブログ」にあると言っても過言ではない。
 


そして、リブログは続く


おもしろいポストを投稿する人を見付けてフォローし、気になるポストがあったらリブログする。これがTumblrの楽しみ方の一つのスタイルだ。ポストした人とつながるわけでもなく、ポストに対する感想や意見を書くでもなく、ただただ気になるものをリブログし続ける。「おもしろいポスト」と書いたが、「ちょっとかっこいいポスト」でも、「胸を撃つポスト」でも、「腹から笑えるポスト」でも何でもいい。多くの人の心に引っ掛かるポストは、繰り返し繰り返しリブログされることになる。
 
リブログは「いいね!」ではないため、良いも悪いもない。興味をひかれたポストを、自分の意見も言わず、裏さえ取らずリブログする。他人のリブログの基準はわからないが、Tumblrをやっていて感じるのはこんな利用者像だ。リグログが淡々と続いているイメージ。人と人とのベタベタもなければ、争いもない。おもしろいものを集めて、拡散しているだけ。アーカイブと書いたのはそのためだ。そして、だからこそ、猥雑さ、クールさ、訳のわからなさが許容される。
 
概して、SNSは説明するのが難しい。使い方によって見えてくるページが違うため、利用者それぞれがSNSに別々の印象を持っているからだろう。SNSは、「場」を提供しているに過ぎない。その意味で、ここに書いたのはTumblrの使い方の一つのスタイルであり、他の使い方もたくさんあるだろう。しかしそれでも、こういう使い方ができるTumblrは魅力的だ。古き良き猥雑でつながりの薄いインターネットが懐かしい人は、Tumblrをはじめてみたらいかがだろうか。

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