Amazonが「エコ配」で届いた!


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日々いつも通りの生活をしていても、ちょっと驚かされることがある。先日は、Amazonで注文した商品がエコ配で届くというサプライズ(?)があった。エコ配の自転車は街でたまに見掛けていたが、自分のところに配達に来たのははじめて。それもAmazonからの荷物だったので、更にびっくりした訳だ。
 

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credit: geralt via FindCC

 


エコ配は「エコノミー&エコロジーな新発想の宅配便」


株式会社エコ配は2007年に設立された新興の宅配便事業会社で、同名の宅配便サービス「エコ配」を提供している。「エコノミー&エコロジーな新発想の宅配便」というキャッチフレーズを掲げ、「CO2排出量を徹底的に抑えながら、大手宅配会社のほぼ半額で全国配送します!!」とのこと。具体的には、「CO2排出量が約50%、物流コストが約38%削減」できるらしい。
 

※画像はエコ配からキャプチャー

※画像はエコ配からキャプチャー

 
日ごろ自転車で走っているのを目にして、「自転車だからエコなんだ」、「きっと都心部だけのサービスなんだろうな」くらいに思っていたエコ配だが、実際は全国への配送に対応している本格的な宅配便サービスだった。集荷エリアの限定、荷物サイズの標準化などによって低価格を実現するという考え方も明快だ。
 


本当に大丈夫?


ただし、Amazonがエコ配を使っていることには疑問も感じる。Amazonのサービスは、大手宅配会社による配送を含めてのパッケージだと思っていたからだ。ホームページのどこにも書いてないだろうが、Amazonの荷物は大手宅配会社が配送する思っている人は多いだろう。つまり、頼んだ商品が素早く、確実に手元に届くという前提だ。
 
そして、大手宅配会社とエコ配では信用度に差があると考えられる。その実態は検証しなければわからないが、大手宅配会社とエコ配で「イメージされる品質」には大きな違いがあるだろう。そうなると、エコ配を使うことでお客が感じるAmazonのサービス品質は下がり兼ねない。ビジネスとして「本当に大丈夫?」と思ってしまうのはこのせいだ。
 


頑張れエコ配!?


宅配便サービスは、もはや日本にとってインフラの一部と考えられるようなもの。その信用度も含め、このサービスなくしてはなりた立たないビジネスは多い。そして、このインフラは大手宅配会社数社によって担われることで安定した品質を提供している。大手宅配会社がなくなった社会は、恐ろしくて想像できない。
 
とは言え、既存の価値観に縛られている可能性も感じる。ヤマト運輸の「宅急便」がスタートして約40年。大手宅配会社のサービスを良しとしている現状があるが、その評価は「慣れ」によるものもある。「イノベーションのジレンマ」を持ち出すのは大袈裟かもしれないが、現在の宅配便の隆盛がいつまでも続くとは限らない。
 
こういう巨大な既存ビジネスに風穴を開けるのは、新発想の企業と相場は決まっている。また、ある業界が寡占になっていくのは不健全と考えることもできる。現時点で、エコ配の期待品質は低いかも知れないが、伸びしろが大きいと考えることもできよう。天の邪鬼としては、エコ配にぜひ頑張って欲しいものだ。

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