スマートウォッチは充電不要が当たり前?


この記事の所要時間: 230秒 〜 330秒程度(1516文字)


何かと話題のウェアラブル端末。電子機器を「持つ」ものから「身に着ける」ものに変えることへの期待は大きいようで、メガネ型、ヘッドホン型、指輪型など、いろいろな商品や商品コンセプトが発表されている。
 
そして、ウェアラブル端末の本命は何と言ってもスマートウォッチだろう。Moto 360をはじめとするAndroid Wear搭載商品は昨年(2014年)から登場しており、この4月には待望のApple Watchが発売される。Appleの新商品ついては噂の域を出ない情報が多いが、今回の「4月発売」は収支報告会見でのティム・クックCEOの発言なので間違いないだろう(参考:ティム・クック曰く、Apple Watchは4月に発売|TechCrunch)。
 
さて、そんな中、デザイン性の高い腕時計で有名なスォッチからも、スマートウォッチが発売されるという(参考:スウォッチ、充電不要の革新的なスマートウォッチを発売へ|GIZMODE)。この商品の最大の特徴は充電が不要なところ。何とも画期的な商品のように思うが、よく考えれば当たり前だ。これまで、毎日充電が必要な腕時計などあっただろうか。腕時計を出発点に考えれば、「充電不要」に行き着くのは必然とも考えられる。
 

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credit: simplebitsdan via FindCC

 


腕時計にスマートフォンの機能が追加された商品?


スマートウォッチを、デスクトップパソコン、ノートパソコン、スマートフォンの延長線上の商品と考える人は多いだろう。以前は大型コンピューターで行なっていたようなことが、徐々に小さなパソコンでできるようになり、その小型化が更に発展してスマートフォン、スマートウォッチになったという見立てだ。
 
しかし、スマートウォッチを腕時計会社から見れば、まったく違ったものに見えても不思議はない。それは、「腕時計にスマートフォンの機能が追加された商品」となるだろう。そして、それだからこそ「充電不要」になったように思う。もちろん、これはあくまで想像に過ぎないが、考えられる可能性ではある。
 


出発点を変えて「発想の転換」


パソコンより先に携帯電話を使い出した人は、スマートフォンを「携帯電話が便利になったもの」と考えるという。その一方で、自分のようなパソコンを長く使い続けている人から見れば、スマートフォンは小さいが故に「パソコンが不便になったもの」。商品に対する認識は人それぞれとは言え、程度を別にすればこのような違いはあるだろうし、その影響は案外大きいと想像される。
 
ものを考えるとき、どこを出発点にするかで見える景色が違ってくる。出発点がある種の先入観になるためだ。スマートウォッチを、スマートフォンから考えるのと時計から考えるのでは、その先の考えにおのずと違いが出る。
 
そして、この出発点を変えることこそが「発想の転換」のよいきっかけになる。何らかの商品を考えるとき、その機能が類似する別の商品を探して、そこを出発点にコンセプトを疑ってみるのだ。
 
「発想の転換」は言うは易し行なうは難しの典型。実際に行なうためには、転換のパターンを知っていることが必要になる。そして、この出発点を変えるというアプローチはかなりの可能性を秘めている。ある商品に長く関わっていると視野狭窄に陥りがち。これを打破するためにも、出発点を変えて考えるアプローチをオススメしたい。

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