「春」のはじまりは何月何日?


この記事の所要時間: 220秒 〜 320秒程度(1426文字)


まだまだ寒い日はあるものの、暦の上ではすでに春。梅の花が咲きはじめ、スギの花粉もたくさん飛んでいる。春一番もそろそろ吹くだろう。待ち遠しい春は、もうすぐそこまでやって来ている。
 
さて、「春」は何月何日からはじまるのだろうか。季節の変化は徐々に訪れるので「春」のはじまりを決めようというのはナンセンスだが、日々下がり続けていた気温が上昇に転じるところを、「春」のはじまりと考えるのはあまり無理がないように思われる。気温のトレンドの転換点を「春」のはじまりとする訳だ。では、具体的には何月何日なのか。折角なので、ちょっと調べてみた。
 

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credit: leg0fenris via FindCC

 


「春」のはじまりは2月1日!


横浜の気温変化

これは、横浜の気温変化を折れ線グラフにしたもの。平年値(1981年から2010年の30年平均値)なので、平均気温、最高気温、最低気温のいずれもがほとんど凸凹なく推移して、気温の底が1月下旬から2月上旬にあることがわかる。
 
そこで、1月下旬から2月上旬を切り出して表にすると次のようになる。

横浜の気温変化

表を見れば一目瞭然。平均気温、最高気温、最低気温で多少のズレはあるものの、気温の谷は1月23日〜1月31日あたりと言っていいだろう。冬の寒さを象徴する「最低気温」を優先させるなら、その底は1月26日〜1月31日。よって、春のはじまりは2月1日ということになる。毎年この日を迎えたら、「春近し」と考えていいのかも知れない。
 


「東京」の平年値データは・・・


今回のデータは、気象庁ホームページの過去の気象データ・ダウンロードから取得した。以前の記事(参考:気象庁のオープンデータを活用しよう!)でも紹介した通り、このページは気象のオープンデータと呼べるようなもの。取得したい気象データの「地点」、「項目」、「期間」を指定することで、必要なデータを入手することができる。当然ながら、地域によって「春」のはじまりは違う筈。興味のある人は、近くの観測地点のデータをダウンロードして「春」のはじまりを確認してみるといいだろう。
 
やや話はそれるが、今回なぜ「東京」ではなく「横浜」にしたかといえば、「東京」の平年値データがダウンロードできなかったためだ。昨年(2014年)12月2日に「東京」の観測地点が千代田区大手町から北の丸公園へ移転したためか、通常の操作では「東京」の平年値がダウンロードできなかった。「過去の平均値との比較オプション」として平年値をダウンロードしようすると、12月1日以前の平均値が空欄になる。
 
更に付け加えれば、この移転により「東京」の最低気温はこれまでより約1.4℃低くなるとのこと。データを活用するときには、このような付随情報にも注意する必要がある。
 


気象関連のデータでお試しあれ!


データ活用は、いくら頭で考えていてもダメ。実際に自分の手でデータを加工してみてはじめてわかることがある。そして、そんなときに気象関連のデータは取っ付き易い手頃なデータとなる。天気については、気になることも多いだろう。使い勝手のいいデータダウンロードサイトもあるので、ぜひ、いろいろ試してみてはいかがだろうか。

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