画像ファイルの「Exif」情報に要注意!?


この記事の所要時間: 310秒 〜 410秒程度(1829文字)


「Exif(イグジフ)」情報をご存知だろうか。この名称は知らなくても、画像ファイルにいろいろな情報が埋め込まれていることを知っている人は多いだろう。デジタル画像に含まれる情報は、撮影したカメラの機種、撮影日時、シャッタースピード、フラッシュの有無、GPS情報(緯度/経度)、サムネイルなど。デジタルカメラでもスマートフォンでも、写真を撮ればExifが記録される。
 
これらExifのメタ情報は、画像ファイルの管理や出力最適化のためにつくられたものだが、位置情報などの流出によるプライバシーへの影響も心配されている。その影響範囲には疑問があるものの、たくさん画像で溢れる現在のインターネットを見ていると、改めてExifに注意する必要を感じるのも確か。少なくとも、「Exif」というキーワードくらいは知っておいた方がいいだろう。
 

camera lego

credit: slackware via FindCC

 


Exifで自宅の場所がバレる!?


Exifにはいくつかの危険があるが、一番わかり易いのがGPS情報だろう。デジタル画像をインターネット上に掲載しただけで、写真を撮影した場所がわかってしまう。撮影場所が街中やお店なら大した問題もないだろうが、プライベートな場所だと話が違ってくる。インターネット上で自宅の場所がバレてしまったら、実名であれ匿名であれ、あまりよろしくないだろう。今がいくらオープンな時代だと言っても、不特定多数の人に自宅の場所を知られては気味が悪い。もちろん、何らかの方法で悪用される可能性も否定できない。
 
もうひとつ危ないのが、サムネイルだ。撮影した時点での画像の縮小版が残るため、モザイク処理などをする前の画像を見られてしまうことがある。プライバシーに配慮して人の顔や名前を消しても、その作業が無駄になる恐れがあるのだ。これも何かと不都合を起こす原因に成り得るだろう。
 


まずはExifをチェック!


何ごとも、まずは現状把握。インターネットに掲載する画像ファイルのExifをチェックすることがスタートになる。これには、いぐじふ!などのWebサービスを使うのが手っ取り早いだろう。いぐじふ!の場合、パソコン等にあるファイルを指定したり、画像のURLを入力したりすることで、すぐにExifが見られるようになっている。
 
Google Chromeをお使いなら、EXIF Viewerもオススメだ。Chromeにこの拡張機能を追加すれば、ブラウザに表示されている画像にマウスオーバーするだけで、Exifがチェック可能。自分の画像については掲載後のチェックになってしまうが、すぐに気付けば問題に素早く対応できる。EXIF Viewerによるチェックは、何より手間が掛からないのが良いところだ。
 
人によって環境の違いがあるので深追いはしないが、キーワードは「Exif」だ。検索エンジンでExifを調べれば、Exifをチェックする方法、削除する方法はいくらでも出てくる。まず、Exifという名称を知って、これを覚えておくことが重要になる。
 


プライバシーへの影響は少ない?


ここまで脅かすようなことを書いてきたが、実はExifによるプライバシーへの影響は限定的だ。最近、TwitterやFacebookをはじめとするウェブサービスでは、画像をアップする際にExifが自動で消去されることが多い。完全には消去されなくても、GPS情報やサムネイルだけ削除するサービスもある。上で紹介したEXIF Viewerを入れていても、「Exifデータなし」と出ることが多く、GPS情報が残っていることはほとんどない。
 
しかし、だからこそ危ないとも言えるだろう。Exifの自動削除に慣れてしまうと、この機能が無い新しいサービスなどを使ったときに思わぬリスクにさらされる。「Exifは削除されているだろう」という思い込みが何より危ないのだ。
 
「気を付けよう!」としか言いようが無いのがもどかしいが、Exifに注意するに越したことはない。少なくとも、Exifの存在を忘れないことが大切だ。余計なトラブルに巻き込まれないためにも、くれぐれもExifご注意あれ。

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