ビッカメにびっくり!


この記事の所要時間: 250秒 〜 350秒程度(1704文字)


「ビッカメ」をご存知だろうか。自分もTwitterを見ていて気付いたばかりなのだが、ビックカメラのことをこう呼ぶ人がいるらしい。
 
ビックカメラの略称は「ビック」だと思っていたのでちょっとびっくりしたが、「ビッカメ」の語感は悪くない。案外、いつの間にか「ビッカメ」が定着するかも知れない。
 

bic camera

photo credit: 091008 via photopin (license)

 


1日100回のつぶやきアリ


最近は、新しく知った言葉がどのくらい使われているかを調べることができる。早速、「ビッカメ」をTwitterデータ分析のTOPSYで調べたところ、1日のつぶやきは100回程度。「ビックカメラ」の十分の一くらいとは言え、「ビッカメ」を使う人がある程度いるのは間違いないようだ。

※画像はTOPSYをキャプチャー

※画像はTOPSYをキャプチャー

 
YAHOO!のリアルタイム検索で実際のツイートを見てみると、「名古屋のビッカメ」や「名駅ビッカメ」という表記が目に付く。「ビッカメ」をGoogleで検索するときにすすめられる関連語の中には、「名古屋」と「浜松」が含まれる。これらを合わせて考えると、「ビッカメ」は名古屋とその周辺で多く使われるある種の方言なのかも知れない。
 


名古屋には別の「ビック」がある


「ビッカメ」の語源(?)はわからないが、数年前に新宿駅東口にできた「ビックロ」からの連想は考えられるだろう。「ビックカメラ」を4文字に略す発想はここから生まれた可能性がある。また、名古屋ということで「やっとかめ」との関連を考えたくなるが、これは名古屋圏外の人の妄想とといったところだろうか。
 
「名古屋 ビック」で検索すると、酒ゃビックのホームページが上位にヒットする。「愛知・岐阜・三重・静岡・滋賀に105店舗!」ということなので、名古屋界隈ではかなり有名な酒屋チェーンだろう。この店が「ビック」と略されていてもおかしくない。呼称の重複を避けるため、名古屋の人が「ビックカメラ」の新しい略称を考えたとも推測できる。
 
そもそも、「ビック」では、言葉が一般的過ぎて他のものの略称とも捉えられ兼ねない。上で書いた酒屋のチェーンもあれば、ボールペンのビックもある。その意味では、「ビッカメ」と略した方が「ビックカメラ」ということが明確にわかり、合理的だとも考えられる。冒頭で「いつの間にか定着するかも知れない」と書いたのはこのためだ。
 


新サービスは略称を忘れずに!


人は、言葉を詰めるのが大好きだ。大して長くない言葉でも、短い略称を使おうとする。その長さは、なぜかきまって3〜5音程度。2音では短か過ぎて落ち着かず、6音以上だと長く感じるのだろう。Twitterはそのままで丁度いいが、FacebookやInstagramはちょっと長く感じ、なにかうまい略称がないかと考えてしまう。音節数で考える英語をそのままカタカナにすると日本語の拍数が長くなるせいだが、何とも座りが悪い。
 
新しいサービスをはじめるときには、その名称とともに略称を考えることが大切になる。大きなチェーンでもなければ、マクドナルドやセブンイレブンみたいに各地で呼び方が違うようなことは起きないが、人に呼ばれやすい名称があるとないとでは広まり方が違ってくるからだ。そして、そのときには既存の略称との重複もチェックした方がいい。
 
今後、「ビッカメ」がどのくらい広まるかはわからない。しかし、「ビッカメ」はビックカメラが積極的に売り出してもおかしくないような出来のいい略称のように思う。この略称がお気に召した方は、いつの日かの逆転を夢見て(?)、定期的にTOPSY等をチェックしてはいかがだろうか。

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