Adobe Flash Playerを無効にしよう!


この記事の所要時間: 420秒 〜 520秒程度(2427文字)


最近、Adobe Flash Playerの脆弱性に関するニュースが相次いでいる。最新の事例では、バナー広告を表示しただけでウィルスに感染したという。クリックではなく、あくまで表示のみで感染したのだ。しかも、「感染経路は朝日新聞や読売新聞のニュースサイト」だというのだから、油断がならない。どうやら、広告がすり替えられたらしいが、それではサイト自体の信用が役に立たなくなってしまう(参考:バナー広告表示で即感染 都職員のPC被害 朝日、読売のサイトからも Flashの脆弱性突く|ITmedia ニュース)。
 
この状態では、比較的健全に、一定の注意を払って普通のホームページを見ていてもウィルスに感染することになる。あやしいサイトのバナー広告をクリックしてウィルス感染したのとは、話が違うのだ。記事から「Adobe Flash Playerが最新版だったか」、「ウィルス対策ソフトを使っていたか」などはわからないが、これらの対処をしていれば安全というものでもないだろう。Flashの脆弱性は次々に発覚しており、対応が間に合わない可能性も考えられる。
 
Flash大嫌いのApple党としては「だから言ったじゃん!」と言いたいところだが、実は他人事ではない。正直、これまでは「一定の対策を行なっていれば、Flashを使っていても大丈夫」と考えてきたからだ。要は、今までFlashを使っていた。しかし、どうやら事態はかなり深刻なようだ。これを機に、Adobe Flash Playerを無効にすることをオススメしたい。
 

停止

credit: knerri61 via pixabay

 


Adobe Flash Playerは勝手に裏で動く!?


Flashの脆弱性の話題で難しいのは、Adobe Flash Playerの実態がよくわからないところだろう。「何をしているのか」はもとより、「自分のパソコンに入っている」のかさえわからない人が多そうだ。
 
そこで説明すると、Adobe Flash PlayerはInternet ExplorerやGoogle Chromeなどのブラウザを補助するプラグインのひとつだ。プラグインが入っていないと、これに対応するファイル形式を使ったホームページが正常に見られない。Flashの場合、動画やゲームなどを表示するファイル形式に対応している。ブラウザで当該ファイル形式を含むページを見るとき、Adobe Flash Playerが勝手に裏で(?)動いている訳だ。
 
そして、身に覚えがなくても、自分のパソコンにはFlash Playerが入っていると考えた方がいい。Flashはブラウザに最初から組み込まれている場合もあるし、入っていない状態でFlashが必要なサイトを見ればインストールをすすめられるからだ。普段ブラウジングしていて、動画などが普通に見られるなら、ほぼ間違いなくAdobe Flash Playerがインストールされていると言っていいだろう。
 


無効はプラグインの設定で・・・


Adobe Flash Playerを無効にするには、ブラウザで当該プラグインの設定を変更する必要がある。
 
例えばGoogle Chromeなら、ウィンドウのURL欄に「chrome://plugins/」と入力すると、インストールされているプラグインリストが出てくる。リストの中から、Adobe Flash Playerを探して、「無効にする」をクリックすれば作業は完了だ。
 
Safariの場合は、「Safari」メニューから「環境設定」→「セキュリティ」→「インタネットプラグイン」→「Webサイト設定…」とたどる。ここでAdobe Flash Playerを選んで、「認定済みのWebサイト」、「ほかのWebサイトにアクセスしたとき」をそれぞれ「開かない」にすればいい。
 
他のブラウザでも、プラグインの設定ができる画面を探して、Flashを無効にすればいい。いちいち書かないが、今の世の中、ちょっと検索すればすぐにわかるだろう。
 


見られないページがたくさん!


Adobe Flash Playerを無効にすると、インターネットの景色が変わる。どこかしこで、見えないコンテンツが出てくるのだ。
 
例えば、動画サイトで言えば、YouTubeやUstreamは見られるが、ニコニコ動画やFC2動画は見られない。他の一般のサイトでも、ページの一部が見られず、最新のAdobe Flash Playerをダウンロードをすすめられるパターンがたくさん出てくる。Flashを無効にすると、インターネットはかなり不便になってしまう。
 
この弊害があるため、Flash Playerをオフにすることにためらいが生じる。中長期的にはFlashが必要なサイトは減ってくると思うが、現時点ではなかなか悩ましい。
 


Adobe Flash Playerの無効化をオススメします


さて、あとは日々のブラウジングの楽しさを優先するか、万が一のセキュリティを優先するかの問題。もちろん、リスクの取り方は人それぞれでいいのだが、冒頭で取り上げた事例などを考えると、セキュリティ優先をオススメしたい。要は、「Adobe Flash Playerを今すぐ無効にしよう!」ということだ。
 
Flashが動かないブラウザは、正常に見られないページがあったりするが、実は軽快。ブラウジングに無駄な時間を割かない効果もありそうだ。無理矢理前向きに捉えてでも、Flashを無効にしてみてはいかがだろうか。

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