喫煙席を花粉症席に!


この記事の所要時間: 220秒 〜 320秒程度(1382文字)


花粉が飛んでいる。本格的な飛散はまだ先という情報もあるが、花粉症患者の鼻は敏感だ。自分の場合、今年2016年の花粉症初日は1月15日。既に、マスクと花粉症薬が手放せない状態になっている。
 
花粉症の時期に困るのが飲食店。食べ物、飲み物を口にするためにマスクを外す必要があり、普段より多く花粉を吸い込む可能性があるためだ。実は、今年の花粉症発症もこのパターンだった。出入りの多いコーヒー店で自動ドアの近くの席に座っていたら、翌朝には鼻水が止まらない状態に。「まだ大丈夫」という油断が惨事を招くことになった。
 
当然、花粉の飛散が多くなると、飲食店の選び方が違ってくる。花粉があまり入ってこない(ような気がする)ことが店選びの第一条件となるのだ。自動ドアより手動ドア、路面店よりビル内にある店、人の多い店より少ない店、・・・。大袈裟に聞こえるかも知れないが、花粉の酷い時期には案外深刻な問題となる。
 
花粉症の程度は人それそれとはいえ、彼ら彼女らが少しでも花粉の少ない場所を求めているのは間違いないだろう。つまり、花粉レスエリア(?)にはニーズがある。このニーズをうまく満たせば商機になるかも知れない。
 

くしゃみ

credit: stevepb via pixabay

 


花粉症席が差別化に?


花粉を気にしていると、店の中でどこに座るかも重要になる。単純に、出入り口から少しでも離れようとするわけだ。しかし、コーヒー店などで店の最奥に位置するのは喫煙席となっていることが多い。花粉症の人が一番求めるエリアには、先約があるわけだ。
 
そこで思いついたのが、今回のアイデア。喫煙者をターゲットとして、この席は成り立っているのだろうが、それだけでは他店と一緒で店の特徴にはならない。現在喫煙席となっている場所を花粉症席に変えれば、新たな差別化ができることになる。「花粉レス」とは言い切れなくても、エリアが区切られているため他のエリアと比べて花粉が少ないのは一目瞭然。花粉を気にする人が寄ってくるのは確かのように思う。
 


空間の特徴はターゲッティングになる!


すべての人たちをターゲットにしている商売は、はやりにくい。誰でも入りやすいことは利点だが、エッジが効いてないと特徴がないビジネスになってしまうからだ。そこでターゲッティングが必要になる。どのようなターゲッティングを行なうかこそが、各店舗、各会社の商売のキーになる。
 
飲食店等においても立地などに基づき、サラリーマン向けの店だったり、学生向けの店だったり、カプル向けの店だったり、属性を中心としたターゲッティングがされているものだ。ただ、これだけではどこも似通ってしまうので、新しいターゲットの基準がないと明確な差別化にはならない。
 
そして、そのひとつとなり得るのが空間としての特徴を提供することだろう。要は、喫煙席や禁煙席のようなものだ。上で書いた花粉症席の他にも、弱冷房席や加湿席などもあっていいかも知れない。特殊な空間の提供という視点で新しいターゲットを考えることは、意外な商機につながるように思われる。

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