2015年を代表するパスワードは?


この記事の所要時間: 210秒 〜 310秒程度(1307文字)


2015年によく使われたパスワードのランキングが発表された。盗難パスワードに限った集計なので信頼度に限界はあるが、1位「123456」、2位「password」は前年と同じ順位。あまりに代わり映えしない結果であり、昨年もパスワード複雑化の啓蒙は失敗に終わったようだ(参考:人類は前進しないのか! 2015年もっとも使われたパスワード|ギズモード・ジャパン)。
 
例年通り困ったパスワードが上位に並ぶ中、おもしろいのは2015年なりの傾向が見られること。当たり前といえば当たり前だが、パスワードにも流行があるらしい。
 


スター・ウォーズがランクイン

2015年のパスワードランキングの特徴は、25位の「starwars」。発表されたランキングの中で固有名詞はこれだけ。過去には「batman」や「superman」もランクインしているので、大ヒット映画の面目躍如といったところだろうか。まさに、2015年を代表するランクインとなった訳だ。
 

スターウォーズ

credit: aldobarquin via pixabay

 
データ集計でおもしろいことのひとつは、人が無意識に選んだ結果から何らかの意味を読み取れるパターン。そして、このランキングにあらわれた「starwars」はその典型と言えよう。「2015年のベスト映画」をアンケート調査したところで、それは回答者が意識的に選んだ結果に過ぎない。それと較べて、このような無関係なランキングに映画名があらわれることは、その影響力の強さを意味しているように思う。
 


よく使われるパスワードは危険大!

ただし、影響力の強さに感心してばかりはいられない。こういうパスワードランキングは、攻撃側も持っていると考えるのが自然だからだ。攻撃側があなた個人のパスワードを知ることはできないとしても、多くの人が使っているパスワードを使用していれば、危険に見舞われる可能性がある。
 
最近は、他サイトから漏洩したメールアドレスとパスワードを使うリスト型攻撃が多いようだが、これより簡単に試せるのがよく使われるパスワードを使った攻撃。この場合、メールアドレスさえあれば攻撃が可能になる。パスワードの部分はよく使われるもの代用するのだ。ログインできる確率は下がり、試行回数の制限で失敗する可能性も高いが、脅威であることには変わりない。よく使われるパスワードを使うということは、この種の攻撃にさらされる危険があるということになる。
 
ネットのセキュリティが心配なら、他の人も容易に思いつくようなパスワードはすべて危険と考えたほうがいい。パスワードランキングで毎年上位となるものだけではなく、ちょっとひねったつもりの(?)映画名なども危険なことに変わりはない。どのようなパスワードを使うのかに正解はないが、自分の身は自分で守るしかないのは確か。まずは、「やってはいけないこと」をしないことが大切なように思う。

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