建国記念の日と建国記念日ではどちらが多い?


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本日2月11日は、建国記念の日。「の」を抜いた建国記念日も広く使われているが、祝日法で定められているのはあくまで「建国記念の日」だ。「の」入りのほうが、正式名称ということになる。
 
上では「広く使われている」とぼかして書いた「建国記念日」。自分の第一感で言えば、こちらの呼称の方が一般的だ。では、実際に建国記念の日と建国記念日ではどちらが多く使われているのか。相も変わらず、Google Trendsで調べてみた。
 

検索

credit: Alexas_Fotos via pixabay

 


「の」抜きの建国記念日が圧倒的!?

さて、Google Trendsでの検索結果は次の通りとなる。

やはり、「の」抜きの建国記念日のほうが圧倒的に多く、その検索ボリュームは建国記念の日の4倍となった(上のグラフには入ってないが、元の検索結果にある検索ボリュームの平均が2対8)。各年2月を見ると、建国記念日が建国記念の日の3倍程度。建国記念日が徐々に引き離しているとか、建国記念の日がだんだん追い上げているとかはなく、近年の傾向などは見出だせない。
 
Googleの普通のウェブ検索で建国記念の日と建国記念日を調べると、両社を同じ言葉と判定するようで検索結果は一緒の様子。そこで、前後にダブルクオーテーション(”)を付けてひとかたまりの言葉として検索してみると、現時点でのヒット数は建国記念の日で477,000件、建国記念日で約570,000件という結果となった。この調べ方でも建国記念日が多いことに変わりないが、その倍率は約1.2倍で検索ボリュームと較べると差はかなり小さくなる。
 
これをどう解釈するかは難しいが、検索は普段使っている「建国記念日」で行ない、いざ文章をつくるとなると正式名称を意識して「建国記念の日」になるといったところだろうか。検索でヒットするのは行政や企業などの公式ページも多いため、正式名称が相対的に増えているのもある。いずれにせよ、「建国記念の日」と「建国記念日」は案外うまく使いわけられているように感じられた。
 


ときには計量的なアプローチも・・・

建国記念の日 vs 建国記念日の「正しさ」をめぐる議論は、正直あまり興味がない。その一方で、実際にどう使われているかには興味がある。そして、その結果は上記の通り。もちろん、口頭での使いわけがわからないという大欠陥があるデータだが、ちょっとした参考にはなるはずだ。
 
言葉についての議論は、価値観が違い過ぎてかみ合わないことがほとんど。大上段から「べき論」を展開しても、響かないところには響かない。これに較べて、今回展開したような計量的(?)なアプローチは現実的。正しさより多い/少ないのほうがはっきりしているからだ。もちろん、多ければ正しいというわけではないが、現状の調査はすべての基本。ときには計量的なアプローチも必要なように思う。

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