ニンニクの日 儲からないからはやらない!?


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本日2月29日は「ニンニクの日」。極めて素直な語呂合わせで、一度聞いたら忘れないような記念日だ。日取りに無理がなく、筋が良い感じがする。
 
さて、その割に聞かない記念日だと思ったら、理由は単純明解だった。ニンニクの日は、うるう日の2月29日に制定されているので4年に1度しかやって来ないのだ。「うるう日がない年は○月○日にずらす」などの小細工がないため、他の記念日と較べて希少性が高い記念日となっている。
 
それなら、「4年に1度」なことを逆手に取って大々的なキャンペーンでもしそうなものだが、それも特にない様子。ニンニクの日は覚えやすく、食材自体のインパクトも充分ある。筋が良くはやってもおかしくない記念日なのに、その気配すら感じられない不思議な記念日だ。しかし、よく考えればそうなるのも当たり前かも知れない。「ニンニクの日」には致命的な欠点がある。これで儲かる人が思い浮かばないのだ。
 

 


ニンニクの日は費用対効果が悪い!?


世の中にはニンニク料理専門店などもあるものの、ニンニクは基本的に料理のスパイス。一度にたくさん食べられるものではない。スーパーなどの小売店でニンニクの日を押し出そうとしても、チョコレートやうなぎと違ってそのままでは食べられないので、プッシュの仕方が難しくなる。
 
ニンニクに合う食材と一緒に陳列したり、にんにく料理のレシピを提供したりする方法はあるが、手間がかかる。そして、ニンニクは単価が高くないし、一度に大量に消費するものではないので、売上にもそんなに貢献しない。つまり、ニンニクの日をプッシュしても費用対効果が悪いのだ。そうなれば、押されにくくなるのも当然だろう。
 
飲食店ならもう少し工夫のしようもあろうが、それでもスパイスという位置付けが中心にならざるを得ない。食材のインパクトで注目は集められても、ニンニクづくしとはならないだろう。においの問題もあり、展開はなかなか難しいように思われる。
 
生産者団体などが本気になれば為せば成るだろうが、そうなると「4年に1度」がネックになる。毎年やって来る記念日と較べて、習慣が付きにくいのは間違いないだろう。ニンニクの日をはやらせるには、いくつもの困難がありそうだ。
 


儲かる人がいなければはやらないのは理にかなっているが・・・


最近の新しい記念日は、商売と直接的に結びついていることが多い。わかりやすいことこの上ないものの、それが行き過ぎれば「しらけ」を生むのもまた事実だ。
 
儲かる人がいなければはやらないのは理にかなっているが、いささかさもしい感じがするし、それでは詰まらない。ビジネスのにおいがあまりしない「ニンニクの日」には、ぜひとも頑張ってもらいたいものだ。

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