メールでの代名詞使用は控えめに!


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ビジネスマナーは難しい。人として最低限の礼儀作法を除けば、ほとんどがローカルルールのようなものだからだ。多くの人が自然に共感、同調してこそマナーとなるのに、この部分抜きにしてできたおかしなルールがまかり通っていたりする。誰が決めたかわからないマナーに従うより、自分が思うように行動した方が100倍マシだが、おいそれとそうはできないところが悩ましい。
 
特に意味不明なのが、インターネットにおけるマナーの類だ。そもそもインターネット自体が比較的新しいものであり、その中に細かな集団がたくさんあるので、マナーも不揃いで千差万別、多種多様。それなのに、「自分の常識は他人の非常識」なことをわからず押し付ける人がいて、どこかしこでいさかいの種になっているように見える。
 
その一方で、「これがマナーになったらいいな」と思うこともある。多くの人が気付いてない/気に留めてないだけで、知れば誰もが従ってくれるのではないかと思われるパターンだ。その中で特に実感するのが、メールで代名詞を使うのを控えること。メールでの代名詞使用には、ちょっとした危険があるからだ。
 

メール

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引用での混乱を未然に防止


普通の文書と違って、メールではそれまでのメールの引用が多い。「 > 」などを使った引用は、前の文章のコピペがしやすいメールで発達した文化だろう。この引用が、代名詞の使用を危険にしている。
 
メーリングリストなどを使って何人もでやり取りしているとき、引用部分が誰が書いたものなのかわからなくなることはしばしば。主語の部分が、「佐々木は」になっていれば誤解のしようもないが、「私は」ではあらぬ勘違いを生み兼ねない。これが原因で文の意味を取り違い、話が混乱することも多いように思う。行儀よく引用すればまだしも、長くなるのを嫌って掻い摘んだりすると更にややこしくなる。これが危ないというわけだ。
 
もちろん、危険なのは代名詞だけではない。主語の省略や、今日、来週などの時間表記も混乱の元になることが多い。いずれにせよ、メールの文章は引用されやすいことを意識した方がいいだろう。
 


ビジネスメールに美文は不要!


これを意識すると、文章がややぎこちなくなる。しかし、ビジネスメールに美文は不要。そこは割り切ればいいだけだ。誤解を招かないことを目的とするなら、文章の多少の生硬さは許容範囲のように思う。
 
最初にも書いた通り、「こうするべき」とか、「これがマナーだ」とか押し付けるつもりはない。ただ、意外と気付き難い部分なので、指摘、提案してみた。試す価値はあると思うのだが、いかがだろうか。

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