広告ブロック対策は大歓迎!


この記事の所要時間: 240秒 〜 340秒程度(1598文字)


何を隠そう、広告ブロックを使っている。以前このブログでも触れた通り、広告が集中力の妨げになることと、ウィルス広告の危険があることが主な理由。同じような考えの人が多いのか、広告ブロックの利用者は増加していると言われており、この話題をネットのニュースで見かける機会も多くなったように感じる。Google Trendsで見る限り、少なくとも広告ブロックの検索量は長期的に増える傾向にあるようだ。
 
当然、広告ブロックへの対策も登場している。対策として行なわれていることは極めて単純で、広告を見ないユーザーには記事を非表示にするというもの。米ニューヨーク・タイムズ紙のほか、フランスやドイツの新聞社でも同様の措置が取られており、有効な対策と見られているようだ(参考:広告ブロック機能利用者に記事を見せない方針が加速、フランスの新聞社も追随|GIGAZINE)。
 
記事を見せないことは広告ブロック利用者への反発なのだろうが、一利用者としてはこのような広告ブロック対策は脅威ではなく大歓迎だ。広告ブロックの利用が正当化しやすくなり、むしろありがたいくらいに思っている。広告を見ないユーザーのブロックは、積極的に進めて欲しい。
 

ブロック

credit: sttimm via pixabay

 


そのサイトは広告を見てまで利用したいですか?


広告ブロックを使うのはけしからんという意見がある。広告収入がサイトの運営費になっているのだから、それを見ないのはフリーライダー(ただ乗り)だという考え方だ。サイトを見るのにお金は払ってないが、その代わりに広告を見ることが払うべき対価。これを果たしていないことが、好ましくないのはよくわかる。
 
お金を払ってない人が、有料サイトを見られないのは当然だ。同様に、広告を見ない人が広告閲覧必須のサイトを見られないのは当たり前だろう。広告閲覧必須のサイトがあれば、広告ブロック利用者はそのサイトを利用しないか、広告を見てまで利用するかを判断するだけ。広告ブロック対策によりこの判断を求められるようになれば、自然にただ乗りしてしまう現在の状態よりも取り引きとしてかなり明朗になる。
 
広告を見なくても利用できるサイトがあって広告ブロック利用が批判される状態より、広告ブロック利用者は見られないサイトがある方がずっとわかりやすい。確かに対価を払っていないのだから、見られないことにつべこべ言うこともない。広告ブロックの利用にグレーなイメージが付きまとう現在の状態よりも、白黒はっきりして気分よく広告ブロックが利用できそうだ。広告を見てないぶんサイトも見てないのだから、広告ブロックの利用は正当な行為になる。広告ブロックユーザーには、このような状態を歓迎する人も多いのではないだろうか。
 


広告ブロック対策は別な方法で!?


その一方で、自分がサイト側の人間だったら、この対策は取らない。サイトが広告収入で運営されていることが前面に出過ぎて、ユーザーがそこに拒否感を示すことを心配するためだ。サイトが広告によって成り立っていることがうっすらわかるのは当然としても、それがあまりに目立ってはユーザーが白けてしまう。おもしろい情報、役立つ情報を見ているときに、「これは商売でやっています」というメッセージは余計なアナウンスだろう。
 
インターネットでのコンテンツの守り過ぎは、弊害も大きい。広告を見ない人に記事を読ませないのは当然の権利だが、これをやり過ぎるとマイナスの影響も出てくるように思う。広告ブロック対策は大歓迎だが、どうせやるならもう少し別な方法を探した方がいいように考えている。

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