2.05GBもあるiOSの更新はセキュリティの敵!?


この記事の所要時間: 210秒 〜 310秒程度(1297文字)


先週、iPhoneやiPadで使われているiOSのバージョンアップがあった。「セキュリティー上の深刻な欠陥を修正するため」で、あらかじめ予定されたアップデートではない緊急度の高いセキュリテ更新だ(参考:アップルがiPhoneの欠陥修正、人権活動家が遠隔操作の標的に|ロイター)。
 
理由が理由なのですぐさまアップデートしたが、つくづく思ったのは更新に必要なデータ容量が大き過ぎるということ。自分の環境では、今回のiOSは2.05GBもあった。この更新にかかるデータ容量の大きさが、セキュリティの敵になっているように思えてくる。
 

 


億劫さがセキュリティ更新を遅らせる


自分がWi-Fiをメインに使っているせいかも知れないが、2.05GBはなかなかの容量だ。iOS更新にかかる時間は1時間〜2時間程度となる。もちろん、更新中も別の作業はできるものの、ネットを使うとかなり重い。セキュリティには気を使っているので毎回付き合っているが、データ容量のせいで、iOSの更新は正直かなり億劫だ。
 
パソコンなしでiPhoneだけを使っている場合は、もっと大変らしい。4Gの回線ではOSのダウンロードはできず、Wi-Fiを捕まえる必要があるとのこと。フリーのWi-Fiが多くなってきたとはいえ、まだまだ危なっかしいものも多い印象だし、自宅でフリーWi-Fiを使える人は少ないだろう。自分がこの環境にいないので滅多なことは言えないが、iOSの更新が更に面倒なのは間違いないように思う。もし新OSのデータ容量が少なければ、4Gでもダウンロード可能になるかも知れない。
 
この億劫さや面倒さが、OSの更新を遅らせることになる。OSの更新がセキュリティのために重要なことはわかっていても、ついつい後回しになる人も多いだろうからだ。人はそこまでロジカルには動かない。そして、更新の滞った端末が増えることは、インターネット全体のセキュリティに影響してくる。iOSの更新のデータ容量の大きさが、間接的にインターネット全体の危険度を高めているように思われる。
 


「パッチを当てる」では駄目なのか?


インターネット回線が遅かった時代、「パッチを当てる」という文化があった。OSやソフトウェアにバグなどが見つかったとき、当該箇所のみを書き換えるプログラムを配布する方法だ。インターネット環境が良くなるにつれ、総入れ替えと思われるバージョンアップが増えてきたが、モバイルも多くなっている現在、もう一度「パッチを当てる」を見直してもいいように思う。
 
当然、総入れ替えのほうがトラブルが少ないのはわかるが、データ容量の大きさのせいで更新が滞ってしまっては本末転倒。セキュリティの向上に真摯に向き合っているなら、「パッチを当てる」の復活を検討して欲しいものだ。

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