Apple StoreがStoreじゃなくなった!


この記事の所要時間: 20秒 〜 30秒程度(1289文字)


Apple Storeが変わった。Apple Storeの名称から「Store」がはずされたのだ。Apple Store 銀座はApple 銀座に、Apple Store 渋谷はApple 渋谷に、Apple Store 表参道はApple 表参道に。常にシンプルさを追求するAppleの本領発揮といったところだろうか(参考:Appleの実店舗名から「Store」消滅、「Apple Store 表参道」は「Apple 表参道」に|GIGAZINE)。
 
「Store」の消去は、Apple ComputerからAppleへの社名変更を思い出させる。調べてみると、Appleへの変更は今から約10年前の2007年1月9日のこと。iPhoneと同時に発表された。Computerの抜けたAppleのこのときからの変化、躍進は誰もがご存知の通りだろう。今回のApple Storeの名称変更にも、何か強いメッセージがあるのではないかという期待が湧いてくる。
 

Apple

credit: bella67 via pixabay

 


「店舗」から「スペース」へ!

今回の名称変更の狙いはわからないが、参考に挙げた記事にある「店舗」から「スペース」になるという推測はもっともらしい。Storeというとモノを売る場所と考えがちだが、実際には、商品を魅力的に見せるのも、消費者と接して感触をつかむのも、アフターサービスを提供するのも直営店の役割。これらのウェイトを見直し、直営店の位置付けを変えていこうというのはありそうな話だ。
 
もちろん、名称の変更なしでも役割を変えることはできるが、それでは「変える」というメッセージが伝わりにくい。直営店のラベルを変えることで、強いメッセージを発したのではないだろうか。
 


Appleは成熟を目指す?

今回の名称変更は、社内に向けたメッセージだろう。大々的にリリースでもしない限り、多くのユーザーは今回のような細かい変更には気付かないもの。その点、社内の人間、特にショップに関わる人たちは「Store」の消去に気付かないわけがない。
 
最近のApple関連のニュースに、iPhone販売台数が10億台突破というのがあった。この記事でポイントと感じたのが、社内ミーティングで発表したというところ。内向きのメッセージの重視は、今回の名称変更にも通じるところがある。
 
Appleというと、誰もがイノベーションを連想するが、多くの製品はすでに成熟の段階に入っている。イノベーションはイノベーションで狙うとして、それは一部分で行なう確率的なアプローチ。会社全体としては、成熟を目指すことも必要になってくるだろう。そして、成熟時に大切なのは社内の充実。そう考えると、内向きのメッセージは社内の引き締めが狙いと考えることができる。イノベーションと成熟の両立に期待したいものだ。

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