Appleの放置アプリ削除と賞味期限


この記事の所要時間: 150秒 〜 250秒程度(1200文字)


登録アプリケーションが200万本を超えたAppleのApp Store。これまで、その活力の象徴としてアプリ数の多さを強調してきたが、少し方針が変わったようだ。今後は、長い間アップデートされていない「放置アプリ」などを削除するとのこと。「ユーザーが目的に合った素晴らしいアプリを見つけやすくするために」変更されるという(参考Apple、App Storeの放置アプリを9月7日から削除へ ガイドライン改定でアプリ名は50字までに|ITmediaニュース)。
 
登録アプリ数より「検索しやすさ」を優先する今回の変更は、目指すものの量から質への転換と言えよう。インターネットの特徴である「何でも、たくさんある」が邪魔になりつつある現在、質への回帰は必然のようにも思う。そして、質への回帰で重要になるのがコンテンツの「賞味期限」となる。
 

credit: Hans via pixabay

credit: Hans via pixabay

 


残骸を自慢しても仕方がない!


数十年の歴史を経て、インターネットは過去のコンテンツの残骸だらけになっている。発表当時は価値のあった情報も、時間の流れにともなって役に立たなくなる。もちろん、記事などならある種の過去ログと考えることもできるが、それでも検索の邪魔になることに変わりはない。フリーのサービスが多いこともあってか、いつ書かれたかわからないようなコンテンツが、どこかしこに残っている。
 
コンテンツなら役に立たなくなるだけだが、昔のアプリとなると有害化する恐れもある。すぐにクラッシュしたり、セキュリティが甘かったりするからだ。ところが、一度アップされたアプリはなかなか取り下げられない。危険が顕在化せず、取り下げるきっかけがないからだろう。
 
みずからのサービスの充実をアプリ数で誇示する風潮があったせいか、これまでは今回のような削減が行なわれることは少なかったように思うが、今後は必要になってくるように思う。システムやストレージが耐えられるからといって、残骸を多く抱えて自慢しても仕方がない。ノイズが多ければ、邪魔になるだけだ。
 


ビジネスの賞味期限を意識する


コンテンツでも、サービスでも、それらをおいしく活用できる「賞味期限」のようなものがあるように思う。何かを始めるとき、終わりの時期を考えるのは後ろ向きのようだが、終わらせるタイミング、方法が決められず、だらだらと続いているパターンは多い。何かを変えるより、現状をそのまま保つ方が楽なので、何となく続けてしまう。
 
しかし、それではきりがない。ビジネスを始めるときにも、賞味期限を意識して、終わらせ方を考えつつ、前に進むといいのではないだろうか。

  1. コメントはまだありません。

  1. トラックバックはまだありません。

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.