ポケモンGOは「ポケモン行きます」?


この記事の所要時間: 150秒 〜 250秒程度(1162文字)


さて、ポケモンGOについての記事を書いたときのこと。とある画像サイトでアイキャッチ画像を探している途中、思わず失笑することがあった。「ポケモンGO」で検索しても画像が見つからないため、「ポケモン」で調べ直したところ、ヒットした画像に「ポケモン行きます」という不思議なタグが付いている。同じページを英語で呼び出すと、そこには当然のように「Pokemon Go」の文字が鎮座。「ポケモン行きます」が自動翻訳によるいたずらなのはわかるが、何とも残念な感じがする出来事だ。
 
自動翻訳の精度が向上しているという説もある中での、「ポケモンGO」が「ポケモン行きます」。固有名詞は特別とはいえ、なかなか考えさせられるものがある。安易な自動翻訳の利用は、危険なだけではないだろうか。
 

credit: Tumisu via pixabay

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精度の低い「なんちゃって翻訳」を提供しても・・・


最近、企業や団体のホームページで、ページ右上などに自動翻訳を組み込んだものをよく見かける。Googleの自動翻訳を使ったものが代表的だろうか。海外からの閲覧者にもページの中身を知ってもらうために、用意されたものだろう。好意的に見るなら、世界に向けた情報発信となる。
 
ただ、英語のページを日本語に自動翻訳して読む限り、その精度はかなり怪しい。「ポケモンGO」が「ポケモン行きます」になるような珍訳は、まだ可愛いうち。何が書いてあるか意味が取れず、ストレスを感じることも多い。精度の低い「なんちゃって翻訳」を提供しても、ホームページを見る外国人を喜ばすことは難しいだろう。
 


「不正確ならない方がマシ」というスタンスで!


世界に向けた情報発信は素晴らしいが、企業にも身の丈というものがある。自動翻訳に頼らなくては使えないような言語で情報発信をしても、ビジネスにつながる可能性は極めて低いだろう。様々な形態の海外進出が注目を集める中、外国に目を向けることは悪くないが、自動翻訳で情報を発信するような身の丈に合わない無理をしても、得るものは少ないはずだ。
 
情報発信の目的は、受け手にメッセージを届けることだ。それが、今の自動翻訳の精度ではメッセージが伝わるとは考えにくく、不完全な情報が伝わるだけになってしまう。それでも「ないよりマシ」という考えもわかるが、責任ある企業が発信する情報と考えれば、「不正確ならない方がマシ」というスタンスも大切だ。自動翻訳の安易な活用は、控えたほうがいいように思う。「ポケモン行きます」をきっかけに、こんなことを考えた次第。

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