Evernoteがユーザに敗れた日!?


この記事の所要時間: 210秒 〜 310秒程度(1298文字)


最近、Evernoteのバージョンアップでおもしろい出来事があった。前回のバージョンアップで行なわれた変更が、次回バージョンアップですぐさま元に戻されたのだ。メモを取っていないので確かなことは言えないが、1週間か10日程度での再変更。OS X版でのことだ。アプリが機能の変更を元に戻すことは多々あるが、ここまで早いタイミングでの取り下げは珍しい。余程の悪手だったのだろう。
 

credit: AJEL via pixabay

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設定の変更が無効になる!


さて、元に戻った変更点が何かと言えば、左サイドバーでの「ショートカット」、「最近のノート」の表示。前バージョンでは、これがデフォルトで表示されるようになっていた。この変更自体はどうでもいいのだが、問題はその先。設定でこれらの項目を非表示にしても、一度アプリを終わらせると再表示されるようになっていたのだ。つまり、設定の変更が無効になってしまう。これが、次のバージョンアップで元に戻り、設定を変更すれば非表示がキープされるようになった。
 
アプリケーションの使い方は人それぞれ。しかし、アプリケーションを提供する側には、「こう使って欲しい」という思いがあり、それがデフォルトの設定や仕様の変更にあらわれる。ここまでは仕方ないとして、そこには越えてはいけないラインがある。「設定が変更できない」ならまだしも、「設定の変更ができるのに、それが無効になる」は論外だろう。正直、OneNote等への乗り換えを考えた程だ。
 


トライアルアンドエラーはオススメだが・・・


「ショートカット」や「最近のノート」の非表示が維持されなかったのは、ただのプログラムミスかも知れない。ここまで、Evernoteの意思で仕様を変更したかのように書いてきたが、その真相は不明。もちろん、元に戻った理由もわからない。ただし、近ごろのEvernoteの動きを見ていると、迷走の一部と思う人も多いだろう。
 
一連の動きが仕様の変更、再変更だったとしたら、失敗を認めて元に戻す姿勢は立派なものだ。意地を張って元に戻さないよりずっといい。ユーザーからの苦情が届いたのか、アクティブユーザの減少で慌てたのか。今回は、Evernoteがユーザーに敗れて変更を取り下げたように見えるが、その柔軟な姿勢は素晴らしいと言えるだろう。
 
何かをするとき、まるで正解が自明のように言う人もいるが、実際にはいろいろ試してみるしかない。トライアルアンドエラーを繰り返し、アプリケーションとしてブラッシュアップしていくのは良い傾向だ。ただし、問題はそのやり方。トライアルとはいえ、あまり無茶なことをすれば、一気に人が離れることになり兼ねない。Evernoteに限ったことではないが、どんな仮説を検証にかけるかの判断が重要になる。試行錯誤の段取りをしっかりつくることが、案外、成功への近道のなのかも知れない。

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