北野天満宮に学ぶ行列解消法
- 2016年 3月10日
- 投稿者 : 佐々木 孝
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2016年は「動画元年」だという。2014年も2015年も「動画元年」だったように思うが、そんな細かなことは気にしても仕方がない。動画に期待や注目が集まりながらも、その力をまだ存分に活かしきれていないというのが妥当な現状認識だろう。
とは言え、動画元年の影響は既にデータにあらわれている。通信機器大手・エリクソンが発表したレポートによれば、動画がモバイルデータ通信量に占める割合は2015年で約50%になっているというのだ。更に、2021年には、動画に使う通信量は2015年の10倍となり、モバイルデータ通信量の7割を占めるまでになるという(参考:世界のモバイルデータ通信量、21年までに10倍に=エリクソン|Reuters)。その力を活かしきれているかは別にして、動画がインターネットでたくさん見られているのは間違いない。
このデータから感じるのは、人は動画好きだということ。テレビの衰退が言われているが、そこで流されている「動画」は人気者のままなのだ。テレビと動画の関係は、「ドリルと穴」なのかも知れない。
ソーシャルメディアは栄枯盛衰が激しい。満つれば欠くるを地で行くように、各サービスが繁栄、衰退を繰り返している。ただいま絶好調のFacebookやLINEでさえ、一寸先に闇が待っていもおかしくないのがソーシャルメディアの世界だろう。
現在、まさにその闇につかまっているのがTwitterだ。アクティブユーザー数の伸びが市場の期待に応えられず、株価は上場来安値を更新中。日本でだけ「異常な人気」があるので気付きにくいが、共同創業者のジャック・ドーシーがCEOに復帰してもなお、Twitterの苦戦は続いている。
さて、そのような状況の中、Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOに、
あなたがTwitterのCEOだったら、今の状況をどう解決しますか?
と質問をする強者があらわれた(参考:FacebookのザッカーバーグCEO、「TwitterのCEOだったらどうする?」に答える|ITmedia ニュース)。ザッカーバーグが不定期に実施しているユーザーとのミーティングでのこと。苦笑しながら答えたというザッカーバーグの回答には、多くのビジネスに役立つヒントがありそうだ。
今の世の中、宅配便がなくては生きていけないという人も多いだろう。宅配便の取り扱い個数は2014年の統計で36億1379万個(参考:平成26年度 宅配便取扱実績について|国土交通省)。1日あたり1000万個弱の荷物が配達されており、国民1人あたりにすれば1年で約30個という計算になる。実際には企業間の荷物も多いとしても、すごい個数であることに変わりはない。民間企業が担っているとはいえ、全国に広がる宅配網は日本の社会を支えるインフラのようなもの。この効率を上げよという取り組みが、官民協力のもとに進められている。
宅配便効率化の議論では、再配達率を下げることがひとつのポイントになっている。ひとつの荷物を届けるのに、2度も3度も訪問するより1度で済んだ方が効率がいいのは間違いない。「再配達なし」の場合はポイントを貰えるなど、いろいろなアイデアが展開、実験されているようだ。
再配達を減らすために役立つと期待されているが宅配ボックスだ。これを導入すれば、受取人が留守でも宅配ボックスに荷物を入れれば配達完了となるため、不在が理由の再配達がなくなる。最近のマンション等では、標準設備となりつつあるようだ。
さて、パナソニックから新しい戸建住宅用の宅配ボックスが登場した(参考:パナソニック、捺印機能まで完備した戸建住宅用の宅配ボックス|家電Watch)。この商品の目玉(?)は、シャチハタを使った捺印機能だという。必要は発明の母なのかも知れないが、この機能を何とも馬鹿馬鹿しく思うのは自分だけではないだろう。
credit: Skitterphoto via pixabay
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