カテゴリー : アイデア

ライブの騒音対策もマーケティング発想で!


この記事の所要時間: 40秒 〜 50秒程度(2220文字)


桜が散り、4月も中旬となれば、日によっては汗ばむような陽気。ゴールデンウィークにはまだ早いが、屋外での活動が気持ちよくなるちょっとした行楽シーズンだ。これから暑くなれば、野外ライブ、野外フェスも増えてくる。
 
最近、この野外ライブでちょっとびっくりするニュースがあった(参考:ももクロコンサート騒音「うるさい」「迷惑」苦情87件も… 埼玉・富士見市に苦情電話相次ぐ|産経ニュース)。埼玉県富士見市で行なわれた「ももいろクローバーZ」のコンサートの騒音への苦情が、東京都の西東京市や東久留米市からも届いたというのだ。コンサート会場からの距離は、記事によれば「約20キロ」。起点を東京駅に置き換えて考えると、直線距離20キロは東なら西船橋駅、西なら三鷹駅あたりとなる。どれだけ遠くから苦情が来たのか、想像いただけるだろう。
 
ただ、同時に思い浮かぶのが、「本当にそんなにうるさかったのか」という疑問。果たして、20キロ先にはどのくらいの騒音が聞こえたのだろうか。今回はこれを確認するとともに、マーケティングの発想で騒音対策を考えてみたい。
 

credit: sasint via pixabay

 
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ワインボトルのイノベーション


この記事の所要時間: 220秒 〜 320秒程度(1399文字)


ワインを飲んでいるとき気になるのが、ボトルを汚す少しのしずく。ワインを注いだ後にボトルを回すと垂れにくいとされているが、その効果には限界があるようで、どうしてもしずくが付いてしまう。ちょっと汚らしいし、白いシャツで赤ワインでも飲んでいれば、実害を被ることにも成り兼ねない。いちいちボトルを拭けばいいのだが、酔っぱらいにはそれが面倒。何とも厄介な存在だ。
 
さて、この「ワインのしずく問題」を解決するボトルが開発されたという吉報があった(参考:滴が垂れないワインボトル、米大学が開発 200年続いた“液垂れ”に終止符?|ITnedia)。小さな改良ながら、世界で飲まれているワインの総量を考えれば、影響範囲は甚大だ。この発明は、「イノベーション」と言っていいかも知れない。
 

credit: grutka via pixabay

 
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「万能ねぎ」は万能か?


この記事の所要時間: 310秒 〜 410秒程度(1816文字)


外で食事をしていると、「万能ねぎ」の不意打ちに驚くことがある。気付くと、「なぜこの料理に?」と思うようなものにまで、万能ねぎがトッピングされているのだ。以前びっくりしたのは、よく行くインド料理店。本格的なインドカレーに、ある日、突如として万能ねぎが添えられるようになった。数か月後には元に戻ったので一時の気の迷いだったのだろうが、何とも不思議な組み合わせだ。他で言えば、アジのたたき、出し巻き玉子、パスタなどの上の万能ねぎにも驚かされた。
 
さて、なぜかどんな料理にも紛れ込む万能ねぎ。統計を取ったわけではないが、このような万能ねぎの過剰サービス(?)は案外多いように思う。「万能ねぎの万能化」とでも言おうか。名前に「万能」と付いているとは言え、万能ねぎはそこまで万能でないと思うのだが、いかがだろうか。
 

 
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「5年で2倍」に必要な年間成長率は何%?


この記事の所要時間: 320秒 〜 420秒程度(1886文字)


ニュースやビジネス資料でよく見かける「成長率」という言葉。言うまでもなく、ある数値が一定期間にどれだけ増加したかを示す指数のことだ。多くの場合、1年前と比べた前年比、前年同月比などが使われるが、たまに「N年でX%成長」という表現が出てくる。これまでの成長にせよ、これから予定する成長にせよ、「少し長い目で見て欲しい」ということなのだろう。
 
ただ、「長い目」の意図はわかっても、複数年の成長率はわかりにくく、伝わりにくい。「1年でY%成長」と違って、「N年でX%成長」はピンと来ないという人も多いだろう。数字を雰囲気でそのまま受け入れてしまう人も多いようだ。ここで問題なのが、数字の意味を理解せずに記憶しても役立たないところ。「N年でX%成長」にだまされない(?)ためにも、「1年でY%成長」にかみ砕いて理解することを、オススメしたい。
 

credit: Tumisu via pixabay

 
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『小学8年生』のターゲットは何年生?


この記事の所要時間: 310秒 〜 410秒程度(1857文字)


奇抜な誌名で話題を集めた『小学8年生』が、先日、いよいよ発売となった。定価980円(税込)で、付録は「手作りチョークと黒板ノート」。注目コーナー「まんがで読む人物伝」には、アメリカのドナルド・トランプ新大統領が登場しているという。
 
この新雑誌『小学8年生』のターゲットは、小学1年生から6年生とのこと。『小学8年生』の「8」は、電卓などでよく見る角張った長方形の数字のイメージで、7本の棒のオン/オフで1〜6のどの数字にでもなるというわけだ。小学館の学年誌は、『小学二年生』が休刊になり、残るは『小学一年生』のみ。学年に対応する学習雑誌がなくなった小学生を、幅広く取り込もうという狙いだろうか。
 
さて、ターゲットを小学1年生から6年生までとすることで雑誌の対象となる人数は増えるが、その一方でターゲットの絞り込みが甘いのも確か。この欲張りなターゲットは、やや無理があるように思われる。1年生と6年生では、学力に大きな差があり、興味を持つものもかなり違うからだ。『小学8年生』は、普通に考えれば「フリーサイズは誰にもフィットしない」になってしまう。では、『小学8年生』の真の狙いはどこにあるのか。今回はこれについて考えてみる。
 

Photo credit: BONGURI via Foter.com / CC BY-NC-ND

 
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