カテゴリー : マネジメント

空調の設定温度は科学的根拠で決められる?


この記事の所要時間: 420秒 〜 520秒程度(2452文字)


今年もクールビズがはじまった。最近はクールビズに関係なくノーネクタイの人も多く、5月1日から「はじまった」という印象が弱くなるほど。それだけこのキャンペーンが成功しているということだろう。
 
今年のクールビス開始のニュースで目立ったのは、設定温度28度に科学的根拠がなかったという話題。その真相は定かではないが、「さもありなん」という感じだ。なぜ、「さもありなん」かといえば、空調の設定温度が科学的根拠で決められるという前提があやしいため。今回は、空調の設定温度が科学的根拠でも簡単に決められない理由を、データ活用の視点で説明してみる。
 

credit: matuska via pixabay

 
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新聞代か、ニコ動代か、それが問題だ


この記事の所要時間: 250秒 〜 350秒程度(1649文字)


新聞の発行部数が減少しているという。雑誌やネットニュースに、このことを伝えるセンセーショナルな見出しの記事がたくさんあるので、何となくは知っている人も多いだろう。いろいろ調べれば詳しいデータも見付かるのだろうが、一番手に入りやすく、確度が高いデータは日本新聞協会が公表している新聞の発行部数と世帯数の推移だと思われる。2017年5月現在、掲載されているのは2000年以降の新聞発行部数一覧だ。
 
2016年10月現在の新聞の発行部数は合計で約4,328万部。前年比97万部ほどのマイナスとなり、10年前比では903万部を超える減少となっている。1世帯あたりの部数は、2008年にはじめて1部を割り込み、今では0.78部だ。他人の商売の苦境を騒ぎ立てるのはあまり感心しないが、発行部数がかなりの勢いで減少しているのは間違いない。
 
さて、この大幅減少で思うのは、定額サービスの見直しが大切だということ。新聞の月間購読を見直した人がたくさんいるからこそ、これほどの部数減が起きている。定額サービスはついついそのまま継続してしまうが、引き続きを使用するか定期的に再検討したほうが合理的だろう。このとき大切になるのが、「比較」の視点となる。
 

credit: Pexels via pixabay

 
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高齢者の事故は本当に増えている?


この記事の所要時間: 330秒 〜 430秒程度(1960文字)


ゴールデンウィーク中も相次いだ交通事故のニュース。最近、メディアでよく取り上げられている印象なのが高齢者による交通事故だ。検索してみると、今月に入ってからだけでもNHK(5月2日 高齢者ドライバーの事故 病院や銀行などでも相次ぐ)と朝日新聞(5月4日 高齢者の事故 誤操作が最多 急がれる社会の取り組み)がニュースにしている。
 
さて、ここで気になるのが、高齢者による事故は本当に増えているのかということ。連日の報道で高齢者の事故が増えたような印象を持ちやすいが、「今日も高齢者による事故が起きました」は事実であっても、統計にしてみないと事故が増えたか、減ったかはわからない。そこで今回は、実際に高齢者の事故は増えているのか、平成28年交通安全白書に当たってみた。データとしては、平成27年(2015年)のものだ。
 

credit: auntmasako via pixabay

 
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ボディカメラが標準装備になる日


この記事の所要時間: 250秒 〜 350秒程度(1661文字)


アメリカでは、現在警察の20%ほどがボディカメラを利用しているという。警察官による容疑者への暴行が問題視される中、適正な捜査活動をしていることを示す狙いだろう。日本でも進められている「取り調べの可視化」の、更に先を行く取り組みと言えよう。
 
さて、先日、ボディカメラの採用を後押しするようなニュースがあった。ボディカメラ大手のAxon社が、「問い合わせがあった警察署にはどこにでも、ボディカメラとソフトウェアを無料提供する」と発表したのだ。狙いは当然、警察が利用するボディカメラのデファクト・スタンダード。無料だというだけで何でも広く普及するほどビジネスは甘くないが、今回の提案はタイミングがいい印象を受ける。これをきっかけにボディカメラの採用が更に増えて、警察官の標準装備になる可能性は高いように思う(参考:Axonに名前を変えたTaserが警察に対して無償でボディカメラを提供|TechCrunch Japan)。

credit: 21150 via pixabay

 
さて、日本の警察がボディカメラを採用したという話は聞かないが、何事も記録する/監視するのが今の世の中。自己防衛のためにドライブレコーダーを搭載する車が増えたように、個人を中心にボディカメラが広まっても不思議がないのではないだろうか。
 
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「Ustream終了」は世紀の大誤報!?


この記事の所要時間: 340秒 〜 440秒程度(2103文字)


先日、「Ustream終了」というニュースがあった(参考:「Ustream」ひっそりと終了|ITmedia)。参考に挙げた記事以外にもニュースはいくつもあったので、見かけた人も多いだろう。「とうとう看板を下ろしたか」とは思ったが、IBMによるUstream買収のニュースを知っていたため、驚きはない。既存コンテンツをどうしたのかは気になったが、正直そこまでの興味はなく、「お疲れさん」くらいの気持ちでニュースを読んでいた。
 
驚かされたのは、後日、Ustreamがまだやっているのを知ったときの方。「Ustreamで生中継!」というツイートを見て、「終わったんじゃないの?」と思ったが、一応見てみたところ普通に配信していたという流れだった。終わったと報じたものが今も続いているのだから、「Ustream終了」は世紀の大誤報(!?)と言ってもいいだろう。
 

 
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