カテゴリー : 中小企業

「#中小企業」だって使って欲しい!


この記事の所要時間: 110秒 〜 210秒程度(835文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
Twitterにハッシュタグという機能があります。
ツイートのテーマやキーワードなどを「#◯◯」と書いて投稿することで、◯◯部分がタグとして活用できる機能です(“#”をハッシュと読む)。このタグをクリックすることで、同じタグを付けたツイートを検索することが可能です。使用にあたって登録などは必要ありません。前後にスペースを入れて「#◯◯」と書けば、すぐに機能するようになります。
 


普通に検索するよりもノイズが少ない


同じことについて書いてあるツイートを探すだけなら、そんな面倒なことをしなくても検索すれば充分だと思われるでしょうが、ハッシュタグを使うと普通の検索よりもノイズの少ない結果が得られるようです。意識的にそのワードを強調しているわけですから、当たり前といえば当たり前です。
多くの人が同じタグを使うようになると、情報収集の効率が飛躍的に向上します。
 
以前はアルファベットにしか対応していなかったのですが、昨年の夏ごろから日本語も対応するようになりました。ハッシュタグが簡単につくれるようになり、また視認性が高まったことで、かなり使い易くなったと言えます。
 


公式ハッシュタグ?


ロンドンオリンピックに向けては、日本オリンピック委員会が「#オリンピック」「#サッカー」「#体操」などの公式ハッシュタグを発表しています。
 
登録せずに使えるモノに公式も何もないように思いますが、音頭取りをする団体などがうまく先導すればハッシュタグが統一され意見が集約されやすくなる傾向があるようです。
 


「#中小企業」は使われていない


最近、Twitterでニュースを収集しているときに、「#中小企業」、「#マネジメント」などを使っています。しかし、これらのハッシュタグを使っている人はほとんどいません。
 
#中小企業」がもっと使われるようになれば便利なのに、そう思った次第です。

独立診断士は名刺交換も本気です


この記事の所要時間: 220秒 〜 320秒程度(1451文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
独立開業してから名刺交換の大切さを痛感しています。
 


会社員とは名刺交換の意味付けが違う


会社に勤めているときは、半ば儀礼的に名刺交換をしていました。
特にお互い知っている会社同士の場合などは、所属部署、肩書き、連絡先を知らせることが主な目的です。会社の名刺に勝手な文言を付け加えられないというのもありますが、名刺交換で自己アピールするなどあまり考えませんでした。アピールは、相手と関係をつくる中で行なうことと考えていて、名刺交換とはほとんど結び付いていなかったのです。いま思えば、会社という大きなバックボーンに支えられて行なっていた名刺交換だったのでしょう。
 
ところが、独立して仕事をするようになると状況がまるで違います。
名刺交換は自己アピールのための手段です。「自分がどこの誰で何ができるのか」をゼロから説明して、興味を持ってもらうことが必要になります。独立診断士にとっては、名刺交換もある種のプレゼンテーションなのです。
 

photo credit : mattedesign via photo pin cc

photo credit : mattedesign via photo pin cc

 


名刺は受け取る人の立場でつくる


名刺を自己アピールのための道具と考えると、名刺に少しでも多くの情報を詰め込みたくなります。しかし、これはよく考えて行なわなければなりません。マーケッターたるもの常に消費者(この場合は名刺を受け取る人)の立場で考えるからです。名刺の受け取り手は、自己アピールのための自己紹介がたくさん書いてある名刺をもらってベネフィット(便益)を感じるでしょうか。話の接ぎ穂にはなるでしょうが、あまり多いとどこから話して良いのかわかりません。きっと、いくつかのキーワードを知らせた方が相手のベネフィットは高まります。名刺に書いてある情報量が多過ぎて、もらった人が目をキョロキョロさせて迷っている場面さえよく見ます。これではいけません。
 
情報をデザインして、①興味をひく切っ掛けにしたい端的な情報と、②それらに興味を持った人に読んで欲しい情報を整理してレイアウトする必要があるのです。簡単なことではありませんが、このデザインをしっかりしたいと考えるようになっています。
 


名刺交換も量より質


独立開業した当初は、一人でも多くの人と名刺交換しようと考えていたのですが、最近はコレも変わってきています。大勢集まったところで大量に名刺を配っても相手はあまり覚えていないからです。近ごろでは、たくさん人がいる場所でも少人数に対してしっかり話をして名刺を渡すことを心掛けています。名刺交換の量を目指しても、得られるものは限られると考えているからです。
 


何ごとも一から考え直す


さて、いろいろ書きましたが、独立診断士が名刺交換一つをとっても本気で考えていること、わかっていただけたでしょうか。
 
会社員と独立診断士では、同じビジネスという土俵で仕事をしていても、モノの捉え方が大きく異なります。このとき、会社勤めで身に付けた常識をが邪魔になることがあります。極めて矮小な例ですが、今回取り上げた名刺交換などもこれにあてはまるでしょう。
 
独立したからには、何ごとも一から位置付けを考え直す必要がある。
そう考えています。

【実は高収入な男性職業】 中小企業診断士が第3位!


この記事の所要時間: 150秒 〜 250秒程度(1140文字)

photo credit : DavidDMuir via photo pin cc

photo credit : DavidDMuir via photo pin cc

 
中小企業診断士の佐々木孝です。
 
ネットの話題をチェックしていたところ、驚愕の(?)記事タイトルに遭遇しました。

実は高収入な男性職業、
1『不動産鑑定士』、2『土地家屋調査士』、3『中小企業診断士』|オタク.com

 
第一感で「そんな馬鹿なことがあるわけない」ので、かなり興味を惹かれます。ある種の釣り(大袈裟な表現等で人々の過剰反応を楽しむこと)だとは思いつつ、「どれだけいい加減な調査をすればこんな結果が出るんだ」とネタ元を確認したところ、Menjoy!というサイトの意外とみんな知らない「実は高収入な男性の職業」10個という記事でした。記事の冒頭に、【実は高収入な男性職業】の順位をどうやって決めたかの説明があります。

なかなか回復しない景気。こんな時「失礼かも」と思いつつも、ついついパートナーとして男性の職業や収入が気になってしまうのも仕方ありませんね。

不況時でも金銭面で神経質にならなくて済む男性は、一体どういった職業の方たちなのでしょうか?

「医師や弁護士、会計士などは勿論ですが、意外と私たちが知らないだけで高収入を得ている職業もあるんですよ」

様々な職業に携わる男性を見てきた元キャバクラ嬢でライターの竹内レイさんは、“意外と高収入な男の職業”を次のように紹介してくれました。

 
つまり、元キャバクラ嬢1人による独断と偏見の順位ということす。まあ、個人の主観でつけた順位なら、それに文句を言っても仕方ありません。適当なアンケートの結果を振り回しているのではないかと思ったのですが、それにも至らなかったわけです。
 
さて、この例はほとんど笑い話のようなモノですが、これと似たような構図がビジネスの現場でも見受けられます。「1人による独断と偏見」で考えたことをまるで世間一般の常識のようにすり替えて説明する人がいるのです。
 
元キャバクラ嬢が【実は高収入な男性職業】について語っているのなら実害はありませんが、ビジネスにおいて「1人による独断と偏見」が横行するとかなり厄介なことになります。話している相手が「そう知っている」のか、「そう思っている」だけなのか。この違い常に意識して、それを見抜くスキルを身に付けることは、ビジネスマンに欠かせません。
 
情報の根拠を確認することは極めて重要です。
意外なところから、そんなことをつくづく思いました。

“相互評価のインフレーション”考 〜または中小企業診断士が“先生”である理由について〜


この記事の所要時間: 120秒 〜 220秒程度(947文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
最近、閉じた世界での“評価のインフレーション”が気になっています。
自分たち専門家にしかわからない独自の評価基準をつくり、それを元に仲間内で褒め合って互いに「スゴイ」ことにしてしまう構図です。図示すると以下のようになります。
 

相互評価のインフレーション
ファイルのダウンロードはココから

 
わかりやすい例を出すなら、お笑い芸人の世界でしょうか。互いの笑いのセンスを褒め合うことで、まるで才能ある芸人の集まりのように見せています。外からは、何がセンスなのかよくわかりません。もちろん、中には本当の天才芸人もいるのでしょうが、スゴイ芸人が多過ぎます。そこで評価のインフレーションと言ったわけです。
 
小説家(特にミステリ作家)、料理人、現代芸術家の世界なんかも同じように映ります。政治家の政策通なんて言うのもそうでしょう。評価の基準が曖昧なものは、自分たちで評価のインフレーションを起こすことが可能なのです。評論家が役立つように思う方もいるでしょうが、彼ら彼女らの多くは半分仲間のようなものなのでうまく機能しません。
 
この状態を、虚構だと批判したり、騙されないように促したりするつもりはありません。評価のインフレーションが本当に大きな悪影響を与えるような世界なら、そのうち外部に客観的な評価基準ができると思っているからです。病院の評価などが好例です。言い換えれば、外部に基準ができないようなものは、大勢に影響を与えないだろうから放っておけばいいと考えています。ただし、自分に直接関係がない場合に限りますが、・・・。
 
さて、一番心配なのは、自分がこの評価のインフレーションを起こしてないか、また、インフレーションな評価を受けることで勘違いしていないかです。中小企業診断士の世界も、お互いを無駄に褒め合う習慣があります。お互いを“先生”と呼び合うのなどその典型でしょう。お客さまの前で自覚的にやっているうちはいいのですが、だんだん感覚が麻痺してきてしまいます。そんなことを繰り返して、「自分はスゴイんだな」なんて思うようになったらお終いでしょう。
 
褒められるだけの実力をつけて、評価のインフレーションにならないようにしたいものです。

工務店は鈴木、佐藤、田中の順に多い


この記事の所要時間: 10秒 〜 20秒程度(742文字)


中小企業診断士の佐々木孝です。
 
今回はネットで見付けたちょっとおもしろいデータを紹介します。
それは東京商工リーサーチの全国261万社の商号調査です。
 

商号ランキング
photo credit : 東京商工リーサーチ

この調査、タイトルにもある通りなんと全国261万社の商号を集計しています。2012年版『中小企業白書』に掲載されている非1次産業の企業数(大企業含む)が約420万社ですからかなりのカバー率です。このレポートによると、全国で最も使われている商号は「アシスト」で609社。515社の「ライズ」、478社の「アドバンス」がこれに続きます。1位の「アシスト」はサービス業他(196社/構成比31.7%)、建設業(100社/同16.2%)、小売業(79社/同12.8%)で多くなっています。
 
上位にカタカナ商号が並ぶ中、14位の鈴木工務店を筆頭にいくつかの工務店がランクインしているのも特徴的です。〇〇工務店という商号は、鈴木工務店 > 佐藤工務店 > 田中工務店の順で多いこともわかります。
 
さて、このデータはまさにビッグデータそのものです。
最近インターネットで取り上げられているビッグデータ活用は複雑な解析を行なって「何かを見出そう」という取り組みが多いですが、今回紹介したような単純な集計にこそビッグデータが活きてくると佐々木は考えています。複雑な解析を行なった場合、結果を示すアウトプットに曖昧な部分が多く、要はデータを解釈する人間の主観次第でどうにでもなるようなところがあるからです。
 
今回のデータを見て、こういう地道でありながら楽しく、そして有効なビッグデータの活用がもっと増えたらいいのにと、つくづく考えました。