カテゴリー : 思考法

選挙カーのAIDMA 「続きはWebで」!?


この記事の所要時間: 340秒 〜 440秒程度(2105文字)


今週日曜日(4月26日)は統一地方選挙の投票日。都内は、ほとんどの特別区で区議会議員選挙をやっていることもあり、候補者がたくさんいて、選挙カーがとにかく多い。そして、選挙カーから大きなボリュームで流されるのは、候補者名と「お願いします」の繰り返しばかり。「これまで○○政策に積極的に取り組み・・・」、「地元○○で生まれ育ち・・・」などと話しているときもあるが、どうも要領を得ない印象だ。
 
選挙運動をある種の広告活動と捉えた場合、選挙カーでのアピールにはどんな目的があるだろうか。名前の連呼を聞いていると、「他の候補者もやっているから」、「以前からやっているので」といった消極的な動機で行なっているのではと疑ってしまう。もちろん、選挙カーの活用方法は候補者それぞれで違っていいのだが、そのポジションを明確にして活用した方が良いように思う。
 
さて、このようなことを考えるときは、既存のフレームの応用が役に立つ。今回は、マーケティングの古典的なフレーム「AIDMA」を使って考えてみたい。
 

election

credit: narciso1 via pixabay

 
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「思考のサンクコスト」に囚われるな!


この記事の所要時間: 350秒 〜 450秒程度(2169文字)


今年も将棋電王戦が開催された。FINALと銘打ち、今回で一区切りとなる人間対コンピュータの真剣勝負は、人間が3勝2敗で初の勝ち越し。もろもろ問題点が見付かったシリーズでもあったが、テレビや新聞で取り上げられるなど、かなりの注目を集めたようだ。
 
さて、ニコニコニュースに掲載された先崎学九段による電王戦FINAL第1局観戦記に目を引く箇所があった。

イヤな予感というのには意味がある。▲6五竜とノータイムで取れるところで▲4四歩以下の手を読むと、読めば読むほどそう指したくなってしまうのである。なぜならば、考えた末に▲6五竜では、▲4四歩を読んだ膨大な時間が無駄になってしまうから。ここに人間の心理のアヤがある。だから、ベテランの棋士ならば、歩では危いと感じたらさっと銀を取る。そして相手の次の手を見るのである。勝負に勝つコツがここにはあって、プロ将棋はそういったところも力のうちなのである。

思考時間と意思決定の関係についての考察で、すぐに指せる手(▲6五竜)に時間を使うと、その間に検討した別の手(▲4四歩)が「指したくなってしまう」という指摘。思考に使った膨大な時間が「無駄になってしまう」と思い、判断を誤り易いというのだ。
 
この使った時間が無駄になってしまうという考えは、ビジネスシーンを含めさまざまな場面に顔を出す。知らず知らずのうちに人間の判断を狂わせる、かなり厄介な代物だ。この「思考のサンクコスト」とも言える現象を強く意識することで、避け得る不幸から少しでも逃れて欲しいと考えている。
 

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photo credit: e1 via photopin (license)

 
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ドローンは見果てぬ夢に終わるのか?


この記事の所要時間: 210秒 〜 310秒程度(1333文字)


最近、ドローン関連のニュースが盛んに取り上げられる。無人で飛行可能な航空機を使って、写真や動画を撮ったり、荷物や料理を運んだり、モバイル通信サービスを提供したり。実用化はまだ一部に留まるものの、空中は地上と比べて自由度が高いため、ドローンへの夢は膨らむばかりだ。
 
さて、ドローン技術は実用化に向けて大きな進歩を遂げているようだが、ドローンの普及に必要なのは技術だけではない。最後に決め手となるのは、人の心理となる。
 

 
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1.01の法則 とかくに人の世は複利計算


この記事の所要時間: 30秒 〜 40秒程度(1759文字)


「1.01の法則」、「0.99の法則」をご存知だろうか。

 ●1.01の法則 1.01 ^ 365 = 37.8
  こつこつ努力すれば、やがて大きな力となります。

 ●0.99の法則 0.99 ^ 365 = 0.03
  逆に、少しずつさぼれば、やがて力がなくなります。

毎日の「+0.01」や「-0.01」が、1年間の継続で37.8と0.03の違いとなり、その差は1000倍以上。このことから、日々の努力や成長の大切さを説いているのだろう。出典は楽天の三木谷浩史社長の著書とのことだ(参考:『1.01』と『0.99』の法則が非常に深いと話題に|秒刊SUNDAY)。
 
この法則が好みに合うかは人それぞれとして、これを見てつくづく考えさせられるのが「複利」のパワー。日々の積み重ねが1年で37.8倍や0.03倍になるのは「複利」だからだ。「単利」だったらこうはならない。とかくに人の世は複利計算なのかも知れない。
 

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credit: PDPhotos via FindCC

 
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オバマのネクタイ 意思決定に選択と集中を!


この記事の所要時間: 210秒 〜 310秒程度(1299文字)


アメリカのオバマ大統領は「青いネクタイしかしない」という話がある。最近は「ブルーとグレーのスーツしか着ない」説の方が優勢なようだが、「さもありなん」という感じ。どちらも確実な情報ソースは見つからないので都市伝説(?)の可能性もあるが、よくできた話なのは間違いない。
 
これらの話のポイントは、服装を決めることにエネルギーを使わないところ。意思決定に使える力は有限なので、重要でないことについては考えない/他人に任せるということなのだ。その真偽は別にして、なかなか興味深い。
 

 
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